ひとり貿易家から学ぶ!商品リサーチのコツ
さて、今回のテーマはズバリこれ!
「商品リサーチのコツ」
貿易家になる上で避けては通れない最も重要なステップが『商品リサーチ』なんです。
広告やセールスライティングの知識があっても「いい商品」を見つけられなければ売れません。
逆に言えば、いい商品に出会うことができれば、広告やセールスライティングの知識がなくても500万円、1,000万円を超えるプロジェクトを達成することが可能です。
クラウドファンディングサイトで『世の中のニーズ』を学ぶ
世の中には無数の商品があり、探し出せばキリがありません。特に自分の好きな商品ジャンルが決まっていない状態で、Amazonや海外展示会サイトを見つめるのは効率的ではありません。
商品リサーチを始める前に大切なことは『世の中のニーズ』を知ることです!
どんなジャンルのどんな商品が売れているのか『Makuake』『GREENFUNDING』『CAMPFIRE』などの日本のクラウドファンディングサイトを見てリサーチしましょう。
世の中のニーズを知った上で商品リサーチを始めることで、明らかにムダが省けます。
世の中のニーズを潜在意識にすり込む
少し専門的な話になりますが、人間は1秒間に約6,000個の情報を浴びていると言われています。
そのうち脳に入るのはわずか9〜16個ほど。6,000個の情報を入れてしまえば人間の脳はパンクしてしまうんです。
脳が情報を取捨選択をする時に、大切な役割を果たしているのが潜在意識。
例えばMakuakeのランキングや売れ筋商品を見れば、どのジャンルの商品が売れているのかはすぐにわかりますよね。
世の中のニーズのある商品を自分の潜在意識に刷り込んでから商品リサーチを行えば、脳が勝手に数ある商品の中から”売れそう”かつ”あなた好み”の商品情報を収集してくれるんです。これが脳のからくりです。
サポーターの応援コメントには『チャンス』が潜んでいる
クラウドファンディングサイトを見た時にはサポーターの応援コメントもチェックしましょう。
応援コメントには「お客様が何に悩んでいて、何を目的にその商品を購入したのか」購入者の生の声が書かれているんです。
以前私がMakuakeで販売し、1,000万円を超える売り上げを達成した除湿石『PIONEER(パイオニア)』
この商品は当初「サバゲーマニア」をターゲットに販売しました。ところがサポーターの応援コメントを見ると「カメラの保管で湿度管理に最適だと思います。」「キャンプギアの防湿に使いたいと思っています。」などの声が多かったんです。
この応援コメントをもとに販売戦略を変えたおかげで、今では全国のコアなファン層を抱えるディープなアウトドアショップで取り扱っていただいたり、家電量販店からも引き合いが来るようになりました。
お客様のリアルな声を知った上で商品リサーチをすれば、リサーチの”質”が上がります。
『画像検索』でリサーチのマンネリ化を防止
商品リサーチと言えば『海外のクラウドファンディングサイト』ですが・・・、競合が非常に多く、メーカーからの返信率も高くないんです。
商品リサーチに息詰まった時には『Google画像検索』もオススメ。
競合と「ズラす」という観点から画像検索は、リサーチのマンネリ化防止の意味でも使えます。
やり方は簡単。Googleの検索エンジンに自分の探したい商品の名前を『言語を変えて』打ち込むだけ。あとは画像を見ながら気になる商品のページに入り、詳細を見つつ日本で販売されていないかをさらっと調べましょう。
例えば、海外製の文房具について調べるとします。ドイツにはオシャレな文房具が多いらしいので、Google翻訳で文房具のドイツ語訳を調べて”Schreibwaren”という言葉で検索するんです。
気になるジャンルの言語を変えてリサーチする方法はInstagramやYouTubeでも活用できますよ。
「イイナ!」と思った商品も一晩寝かせて考える
クラウドファンディングサイトで販売するには「日本未発売」の商品であることが必須条件。気になる商品を見つけたら、それが日本ですでに販売されていないかを調べる必要があります。
日本未発売かのチェックは、気になる商品を見つけた『翌日』をオススメします。
なぜなら人は気持ちが変わるからです。
【谷本流】商品リサーチ方法
参考までに、私の商品リサーチのやり方をご紹介します。やり方は人それぞれなので、自分の型を見つけることが大切です。
一晩寝かせる
海外メーカーからの返事を待つ
フォローメールは意外と返信率高いです!返事が来なくても諦めずに何度もアタックしましょう。
ペルソナは自分自身
商品リサーチのコツをお話してきましたが、最終的にはあなたが「欲しい!」と思えるものを見つけることが一番大切です。
商品が決まり「いざMakuakeで販売!」となると、『ペルソナ』や『USP(商品やサービスが持っている独自の強み)』など考えるべきことがたくさんあるんです。
ペルソナとかUSPって自分がその商品を気に入っていないと書けないんです・・・。
だからペルソナはいつも「自分」。
「自分だったらどんな言葉に惹かれるか。」
「自分は何に悩んでいるからこの商品を選んだのか。」
「自分だったらどの価格まで手を出せるか。」
「新しいモノ好きの自分に対して商品を買わせるためには何をすればいいのか。」
自分自身が顧客の立場になって考えるようになってから、商品リサーチが苦じゃなくなりました。むしろワクワクして楽しいです!
あなたが長い時間をかけて扱う商品、どうせならあなた自信がワクワクするモノがいいですよね。
営業メールには『遊び心』をプラス
商品リサーチは地道な作業。しかも魅力的な商品を見つけてもメーカーから返事がないこともしばしば・・・。
だからこそ、自分自身も楽しんで半ばふざけながらやるのが大切だと感じています。
私は営業メールの件名には遊び心をプラスして、目を惹くように工夫しています。
「私は◯◯(商品名)に恋をしました」
「今から◯◯(商品名)に惚れた理由を言わせてください」
「あなたたち、もしかして天才?」
「遊び心」を持って営業メールをするようになってから、メールの返信率や成約率が上がりました。
いい商品との出会いが、いい貿易家人生をつくる
商品リサーチは貿易家の基本です。商品に出会えない限り、何も始まらないんです。
商品リサーチで躓いて辞めてしまったら、その後に待っている感動には出会えません。
だからこそ、自分なりのやり方を見つけ出して商品リサーチを楽しんでください。
いい商品との出会いが、いい貿易家人生をつくります。