独占販売権を獲得するには『信用』と『情熱』が大切

独占販売権を勝ち取るコツ

海外メーカーの商品を地域を制約して独占的に販売できる権利『独占販売権』。

Makuakeで商品を販売する際には『独占販売権』の提出が必須なんです。

しかし・・・

「海外メーカーから返信はいただけるのに、独占販売権の契約にまでは至らない・・・」

独占販売権を獲得することは、ひとり貿易の一つの壁でもあります。

独占販売権が獲得できずに悩んでいる方は、メーカーの立場になって「安心して取引ができるのはどんな人か」を考えてみましょう。

大切なのは『信用』と『情熱』なんです!

目次

海外メーカーとの連絡はチャットで距離を縮める

海外メーカーとの交渉の前に、どうやって海外メーカーと繋がるのか気になりますよね。

コロナ前は展示会に足を運び、一度顔を合わせてから連絡先を交換してやりとりをしていました。

しかしコロナの影響で海外に行くのが難しくなってからは、海外のクラウドファンディングサイトや展示会サイトで商品を見つけ、海外メーカーのコーポレートサイトからメールでやりとりをするのが主流になっています。

最初はメールからスタートして担当者と関係を築き、その後はチャットやSNSでやりとりをすることをオススメしています。

大竹
メールよりもチャットやSNSで繋がった方が距離感が近くなります。

独占販売権を勝ち取るために必要なこと

「一個人が海外メーカーと独占販売権を結ぶのは難しいのでは・・・」
「大企業には勝てないよな・・・」

そう思われる方もいると思いますが、個人でも独占販売権は獲得できます。

大竹
ひとり貿易塾の生徒さんは個人の方が多いですが、皆さん独占販売権を獲得しています。

日本は経済大国です。そんな日本のバイヤーが自分の商品を褒めてくれて「日本で販売したい」と言ってくれる。海外メーカーにとっても嬉しい話なんです。

ただ自分の大切な商品をどんな人がどのような方法で販売してくれるのか、不安に感じますよね。

独占販売権を獲得するためには「自分は何者」で「どんな販売戦略を持っているのか」をきちんと伝え、「この人にだったら安心して任せられる」と思ってもらうことが大切です。

では、信用を勝ち取るためにはどうしたら良いのでしょうか。これから4つのポイントをご紹介します。

1,コーポレートサイトを構える

コーポレートサイトを作って「貿易業をしているよ」と目に見える形でアピールすることが信用に繋がります。

大竹
はじめたばかりで実績がない場合は、内容は薄くてもOKです。 事業に対する想いや理念を書いておきましょう。

2,プロフィールや実績を明確にする

日本でどのような活動をしていて、これまでどんな実績があるのか、自分自身をしっかりとアピールしましょう。

ひとり貿易家の中には、SNSでの実績を強みにする方やこれまでの職務経験をアピールする方もいますよ。

ひとり貿易家生天目佳高さん

僕は約2万人のフォロワーのいるInstagramを運用しているのですが、Instagramのアカウントを海外メーカーさんのメールやDMに添付すると反応がすごく良いんです。自分の強みであるSNSをアピールすることで、人と差別化を図っていました。

生天目 佳高さんインタビューより引用
ひとり貿易家内海さん

どのメーカーからも「今までの実績を見せてくれ」と言われるんです。正直に実績がないことを伝えるとお断りされてしまったことも・・・。

その経験を活かし、このメーカーと商談する時には「実績がない」とは言わずに、これまでの自分の職務経験を伝えました。

内海 勉さんインタビューより引用

3,具体的な販売戦略を伝える

「あなたの商品を日本で販売したいのです!」と言われても、海外メーカーは「どうやって販売するの?」と思いますよね。

「クラウドファンディングを利用して販売すること」もアピールになります。「東京ギフトショーへの出展」をアピールに独占販売権を獲得した方もいますよ。

ひとり貿易家小林充さん

工場メーカーなので「その商品を売らせてくれ」という依頼はこれまでも多くあったようですが、私のように「ビジネスとして一緒にやっていきたい」「MOQ(※発注できる最低数量)はゼロで取引したい」という依頼は珍しいケースだったようです。

また、メーカーがクラウドファンディングの仕組みにも興味を持ってくれたので、商談はスムーズに進みました。

小林 充さんインタビューより引用
ひとり貿易家真栄田 夕穂さん

「東京ギフトショーであなたの商品をぜひ紹介させて欲しい」と伝えることで、先方も興味を持ってくれスムーズに商談が進みました。実際は、営業メールを送った時点では東京ギフトショーに出ることは決まっていなかったのですが・・・。絶対に出ると決めていたので、先に伝えました!

真栄田さんインタビューより引用

4,商品への『情熱』をアピールする

そして何より大切なのは・・・『情熱』なんです。

「あなたの商品は本当に素晴らしいから、日本市場を私に任せて欲しい!」という情熱です。

時間と資金を投入して作った商品を日本のバイヤーから褒めてもらえたら嬉しいですよね。

大竹
最後に勝つのは情熱!商品に対する想いをしっかりと伝えましょう。 個人でも十分に勝ち取れます。

日本は企業同士の取引が主流ですが、海外は『人』で選んでくれる文化が強いです。

海外メーカーと独占販売権を結ぶために大切なのは『信用』と『情熱』。

コーポレートサイトやSNSなど目に見える形で自分をアピールし、具体的な販売戦略と商品への想いをしっかり伝えることが独占販売権の獲得に繋がります。

セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

大竹 秀明 大竹 秀明 一般社団法人まじめに輸入ビジネスを研究する会 代表理事

1974年生まれ 神奈川県横浜市出身
元ビジュアル系メジャーギタリスト (EMIミュージックジャパン)から34歳の時に貿易家に転身。
資金や語学力がない初心者でもクラウドファンディングを活用した貿易物販ビジネスが構築できる『ひとり貿易』を生み出す。
これまでのプロデュース実績は累計700件・15億円以上。
ひとり貿易コンサルタントとして10年間で1万人以上に講演指導を行い、日本郵便やYahoo!、東京インターナショナルギフトショーなどでも講演。
Makuakeエバンジェリスト・CAMPFIREキュレーションパートナー・GREENFUNDINGパートナーと、史上唯一の3大クラウドファンディング公式パートナーを務める。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。

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