東京ギフトショーに初出展!出展までの準備や接客のコツを体験レポート
商品を売りたい人と仕入れたい人が一同に集まる日本最大の仕入れ市場『東京ギフトショー』。
この記事では実体験を元に、東京ギフトショー出展までの流れや事前準備、接客のコツ、東京ギフトショーに参加した後の変化についてお話しします。
東京ギフトショーとは?
簡単に説明すると、東京ギフトショーとは商品を売りたい人(出展者)と商品を仕入れたい人(来場者)が一同に集まる日本最大の仕入れ市場。
普段はインターネットベースで活動しているひとり貿易家にとって、多くのバイヤーとリアルな交流ができて、日本全国に販路開拓が望める一大イベント、それが東京ギフトショーなんです。
申込みから当日までの出展までの流れ
まずは東京ギフトショーへ出展するまでの流れをご紹介します。
1,申込みをする
まずは東京ギフトショー開催日の約3ヶ月前に参加の可否を決め、ユビケン経由で申込みを行います。
正直なところ「展示会未経験の自分にこなすことが出来るのだろうか・・・。」と不安が拭えず、申込みには悩みました。
しかし「自分が取り扱った商品を日本に広めたい!」との想いが勝り、申込みを決意しました。
2,出展に必要なモノを準備する
基本的にはクラウドファンディングを実行していれば用意があるものばかりです。
また出展エリアに関係する準備は主催のユビケンが行ってくれるので、出展者は自分の商品に関する必要なモノを準備します。
参考までに、私が当日までに用意したものをご紹介します。
全体パンフレット用商材 | クラウドファンディング・ラウンジの全体パンフレットに掲載する商材をユビケンに提出します。 |
商品パンフレット×200部 | 興味をもってくれたバイヤーさんに手渡す商品の単体パンフレット。 |
名刺×200部 | 多くのバイヤーさんが訪れるので、余裕をもった枚数を用意しましょう。 |
タブレット動画 | タブレット本体は主催のユビケンより支給されます。商品の紹介動画を用意しましょう。 |
商品の価格表 | 必須ではありませんが、紙の資料を印刷しておくと当日興味をもってくれたバイヤーさんに手渡すことができます。 |
その他 | 基本的な什器は主催のユビケンから支給されます。自分が展示に必要だと思うものは別途持ち込みが可能。私は商品がテレビで紹介されたときのポスターを作成しました。 |
3,接客の練習をする
ユビケンや東京ギフトショー事務局が接客セミナーを開催してくれるんです。
接客のポイントや注意点などを事前に学ぶことができたので、はじめての出展でも要点を掴んで安心して接客に望むことができました。
4,商品の搬入・展示
商品の搬入や展示は東京ギフトショー開催の前日に行います。
商品の陳列は未経験。最初はやり方がわからずに途方にくれていました・・・。
現場にいるクラウドファンディング・ラウンジのデザイナーさんからアドバイスをもらいつつ、3時間程かけてなんとか完成!
東京ギフトショーでは『名刺交換』が重要!
ついに東京ギフトショー当日!
クラウドファンディング・ラウンジのユニホームに着替え、気合も入ります。
接客したバイヤーさんからも「ここのブースは活気があってすごいねぇ」と言われるぐらい、クラウドファンディング・ラウンジは終日大盛況でした。
東京ギフトショーでは来場者にパンフレットを配りつつ、商品に興味を持ってくれたバイヤーさんに接客をします。
接客のポイントは『名札のチェック』と『早めの名刺交換』
接客の時に大切なのは「名札をみて相手を見極めること」と「名刺交換を早めに交換すること」。
卸売り業者、小売り業者、メーカー、輸入業者・・・、東京ギフトショーには多くの方が来場します。
貿易家の私たちが特にお話したいのは卸売り業者や小売り業者の方。
東京ギフトショーでは業種ごとに名札の色分けがされるので(卸売り業者は赤、小売り業者は黄色など)、まずは相手の名札の色を確認します。
そして商品の説明を一通り終えたタイミングで、自分から「よろしければ名刺交換させていただけますか?」と早めの名刺交換を促しましょう。
『商品の説明 ⇒ 名刺交換』という流れを作ることで、「長時間話したけれど結局名刺交換すらさせてもらえなかった・・・。」という事態を防げます。
東京ギフトショーではその場で商談に進むケースもありますが、当日は出展側も来訪者側も時間がないことが多いので、後日詳しい商談を設けることが一般的。事後の商談に進むためには名刺交換が超重要なんです。
東京ギフトショーで得たのは『出会い』と『商品へのリアルな反応』
「営業トークができないと、業者と繋がることは難しいのでは・・・?」と不安な方も多いと思います。
営業力がなくても大丈夫です!
私は前職の飲み会で「君は営業には向いてないね」と言われたことがあります・・・笑。しかし、「名札をみて相手を見極める」と「名刺交換を早めにする」 ことを意識したことで、3日間を通して52社のバイヤーさんと名刺交換ができました。
でも私はどちらかと言えば少ない方で、多い方ですと300枚ほど名刺交換をされていた方もいらっしゃいます。 名刺は「見込みのお客様」です。1度の東京ギフトショーの出展で、300人もの見込みのお客様に出会えるなんて、ものすごい営業効果ですよね。
ちなみに、交換した名刺はノートにホッチキス止めして、会話の内容なども一緒にメモしてまとめました。後で見返すときに便利ですよ。
商品への反応をリアルに感じられる『東京ギフトショー』
東京ギフトショーに出展したことで、ネット販売では得ることが出来なかったリアルな反応を見ることができました。
数々の商品を目利きしてきたバイヤーさんの意見は非常に参考になります。
たとえば私が展示した『Olly』には以下のような反応を多くいただきました。
良い反応
- デザインがとてもかわいい
- 手に取りたくなるようなデザイン
- 質感がよく、触っていたくなる
- 効果に期待できる
悪い反応
- 使い方が分からない
- 価格が高い
驚くことに『Olly』の使い方が初見でわかる方がほぼいなかったんです。『使い方がわからない』という率直な意見は、今後の商品説明やパッケージを作る上で参考になる大きな収穫でした。
東京ギフトショーでの出会いを商談に繋げる!
東京ギフトショーでの出会いを次に繋げるためには、終わってからの行動が大切!名刺交換をしたバイヤーさんにお礼を兼ねた商談の案内をします。
私は名刺交換をした52社のうち、現在7社の企業と商談に進んでいます。(2021年11月時点)その中には大手家電量販店や楽天市場人気ショップもあり、今後の販売に期待が持てるようになりました。
「商品の販路を広げたい!」そう思うなら、東京ギフトショー以上のチャンスはありません。
想いのこもったあなたの商品を日本に広めましょう!