『経験』が『自信』に繋がり、エンジニアからひとり貿易家へ

ひとり貿易家小峯さん

本業でエンジニアをしながら、働き方の選択肢を増やすために副業でひとり貿易をスタートした小峯さん。

輸入ビジネスの一連の流れを経験したことが『自信』に繋がり、「後悔しない人生を歩みたい」とエンジニアを辞めて貿易家として挑戦していく決断をされました。

クラウドファンディングを利用することでリスクを少なく輸入ビジネスに挑戦できる『ひとり貿易』。少しでも興味があるのなら勇気を持って一歩踏み出してみてください。挑戦することで新しい世界や可能性が見えてきますよ。

プロフィール

小峯 秀一郎 さん(25)

働き方の選択肢を増やすために2021年1月にひとり貿易塾に参加。本業でエンジニアとして活躍しながら、副業としてひとり貿易をスタート。現在は新卒から勤めていた会社を退職し、ひとり貿易家物販専門Webライターとして活躍している。

目次

『モノ』が好きをキッカケに副業から始めたひとり貿易

ひとり貿易家を目指したキッカケは?

大学卒業後は大手医療機器メーカーのエンジニアとして電子カルテシステムの構築、病院へのパソコンの導入やサーバーの発注業務などに携わっていました。担当業務の中で何に面白さを感じるのかを考えた時に、エンジニアの花型であるプログラミングよりもサーバーの発注業務が楽しいと思えたんです。

「エンジニアに向いていないのかな・・・」と悩むと共に、他のことにもチャレンジして働き方の選択肢を増やしたいと思いました。

仕事の合間にマクアケやAmazonの売れ筋ランキングをチェックしたり、元々『モノ』が好きなんです。『モノ』に携わる仕事を探す中で大竹さんの『輸入ビジネス3.0』に出会いました。

輸入ビジネス3.0

ひとり貿易家なら副業からスタートできると思い、ひとり貿易塾への参加を決意しました。

小峯さん
これまではただの趣味でマクアケやAmazonを眺めていましたが、貿易家の勉強を始めてからは意識的に商品をチェックするようになりました。

はじめての貿易ビジネスに不安を感じたことはありますか?

不安なことはたくさんあります。メーカーからメールの返事が返ってこなかったり、メールの文面から怒りを感じて戸惑ったり。だけどひとり貿易塾のチャットでいつでも大竹先生や仲間に相談することができるので、不安なことはたくさんあるけれど乗り越えられないことではありません。

メーカーと共に悩み・考え・行動したプロジェクト

Makuakeより引用

はじめてマクアケで販売した商品について教えてください。

はじめてマクアケで販売したのは、韓国メーカーの『Olly』という快眠ライトです。太陽の光を再現した睡眠グッズで、朝の寝起きや夜の入眠をやさしくサポートしてくれるんです。見た目のスタイリッシュさと傾けるとライトが付く真新しさが、クラウドファンディングで販売するにはピッタリだと思いました。

元々台湾のクラウドファンディングサイト『zeczec』でもそこそこ人気の高い商品だったので、すぐにメーカーにアタックして独占契約を結びました。

メーカーとのやりとりで大変だったことや工夫したことを教えてください。

基本的にメーカーとのやりとりはメールで行うのですが、グーグル翻訳やひとり貿易塾の翻訳サポートがあるので、英語が苦手でもあまり苦労はしていません。

小峯さん
スカイプでのミーティングではひとり貿易塾の通訳の方にサポートいただき、スムーズに話を進められました。

メールでのやりとりは丁寧な印象を与えられるように、言葉の言い回しを工夫しています。また海外の方は長文は読んでくれないので、文章をなるべく短くしたり細かい点はエクセルの図でまとめたり、わかりやすく伝えることを心がけました。

初のマクアケプロジェクトの結果は?

52人の方からご支援いただき、68万円の支援金が集まりました。

メーカーとの打ち合わせでは、プロジェクト開始2-3日で100万円ほど、最終的には300万円まで売り上げが伸びる想定だったんです。しかしスタート時には20万円程しか支援金が集まらなくて・・・。「どうして数字が伸びないのか」「これから売り上げを伸ばすためには何が必要なのか」を何度もメーカーと話し合いました。

メーカーの期待を背負ってプロジェクトを実行するので、売り上げが思ったよりも伸びずにメーカーが失望していた時には僕も心苦しい思いをしました。

初のプロジェクトはマクアケの他の方の商品に比べるとそんなに伸びたわけではありませんが、クラウドファンディングをキッカケにメディアから連絡をいただきテレビでも紹介されました。たくさんの学びを得ることができたプロジェクトです。

快眠ライト『Olly』
快眠ライト『Olly』はクラウドファンディングでの販売をキッカケにメディアでも紹介されています。

また、商品を購入してくれた方から「こういう商品が欲しかったんです」と直接お声をいただいた時には「挑戦して良かった!」と思いました。

ひとり貿易の経験が『自信』に繋がる

東京ギフトショー2021にも出展

ひとり貿易家になって変化したことは?

英語もできないし大したスキルもないただのモノ好きの僕が、輸入ビジネスの一連のプロセスを経験することで自信を持つことができました。「もっと貿易家として成長したい」と思えたことに、自分でも驚きです。

今後はジャンルを絞らずに、キャンプ用品や手帳など様々な商品をマクアケやAmazonで販売して経験を積み、貿易家として成長したいです。

のちには日本の物づくりの技術を世界に伝えられるように、日本国内で作った商品を世界に届ける輸出ビジネスにも挑戦したいと思っています。

自分で決断することで前を向いて歩んでいける

未来の貿易家にひとことお願いします。

最初は副業で始めたひとり貿易ですが、今は勤めていた会社を辞めて貿易家を主な仕事として挑戦することを決断しました。なぜなら後悔したくなかったんです。

長い人生、嫌なことも絶対に起こると思うんです。エンジニアの仕事を続けていたら、嫌なことが起こるたびに「あの時貿易家になっていたらな・・・」とか「仕事辞めたいな・・・」とか後ろ向きな気持ちになってしまうと思いました。

「貿易家になる!」と自分で選んだ道であれば、たとえ困難にぶつかったとしても「自分で決断したことだから頑張ろう!」と前向きに取り組めると思うんです。

輸入ビジネスや貿易家と聞くと一見ハードルが高い仕事に思えますが、ひとり貿易は副業からもスタートできるし、クラウドファンディングを利用することでリスクを少なく挑戦できます。

少しでも興味があるなら、まずはやってみれば良いと思います。自分がやりたくないことを続けるよりも、自分がやりたいことをやってみるほうが人生を前向きに過ごせるのではないでしょうか。

セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

1987年東京生まれ。大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活を満喫。帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。現在の野望は「書く仕事を通して、人や物の想いを伝え続けること」。プライベートでは2児の母。

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