商品輸入時の必要費用とは?経費種類別に分類して確認しよう!

皆さんは、商品を輸入する際に必要となる費用について考えたことはありますでしょうか? 

商品を輸入する際には、様々な種類の経費が必要となります。 

大竹

今回は、輸入した商品にかかる費用を経費の種類ごとに分類して確認していきましょう。 

目次

商品輸入にかかる3つの費用 

商品を輸入する際に必要となる費用は、大きく分けると次の3種類に分類できます。 

①輸送運賃 
②通関に関する費用 
③保険料 

輸出地の工場などから輸入地の納品先までの輸送運賃と関税を含む通関費用、リスクヘッジのための保険料を合計すれば、輸入時に必要な費用となるのです。 

①輸送運賃は運賃とサーチャージに、②通関費用は関税と通関料にさらに分類することができます。 

商品価格と運賃の分離が難しい場合の対応 

上記費用の中で、少し注意しておかなければいけないのが①輸送運賃です。 

CIPやCIF、CPTなど、取引価格に輸送運賃も含んだ形の取引も頻繁に行われるからです。 

そのような場合、商品価格と輸送運賃を分離することは困難ですので、次のような形で費用を整理するといいでしょう。 

商品価格(輸送運賃含む) ・・・ ○○〇円 
サーチャージ ・・・ ○○○円 
国内輸送費 ・・・ ○○○円 
通関料 ・・・ ○○○円 
関税(税率○○%) ・・・ ○○○円 
保険料 ・・・ ○○○円 

このように分類して整理すれば、どのような費用がどれだけかかったのか一目でわかるでしょう。 

各費用の金額を確認する方法 

各費用の金額は、貿易に関する様々な書類で確認することができます。 

フォワーダーからの請求書には、輸送運賃や通関費用が記載されています。 
関税率であれば、輸入許可通知書で確認することができるでしょう。 
アライバル・ノーティス(貨物到着案内)を確認すれば、運賃やサーチャージの額を把握することが可能です。 

このように、取引に使用した書類を見返せば、各費用の金額を確認することができるのです。 


今回は、商品を輸入する際に必要となる費用について、経費の種類ごとに分類しながら確認してみました。 

必要となる経費は、①輸送運賃、②通関に関する費用、③保険料に分類されます。 

大竹

どの経費も取引に使用した書類で確認することができるので、しっかりと確認を行い、どれだけの費用が掛かっているか把握していきましょう。 

セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

大竹 秀明 大竹 秀明 一般社団法人まじめに輸入ビジネスを研究する会 代表理事

1974年生まれ 神奈川県横浜市出身
元ビジュアル系メジャーギタリスト (EMIミュージックジャパン)から34歳の時に貿易家に転身。
資金や語学力がない初心者でもクラウドファンディングを活用した貿易物販ビジネスが構築できる『ひとり貿易』を生み出す。
これまでのプロデュース実績は累計700件・15億円以上。
ひとり貿易コンサルタントとして10年間で1万人以上に講演指導を行い、日本郵便やYahoo!、東京インターナショナルギフトショーなどでも講演。
Makuakeエバンジェリスト・CAMPFIREキュレーションパートナー・GREENFUNDINGパートナーと、史上唯一の3大クラウドファンディング公式パートナーを務める。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。

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