クラウドファンディングの5つの特徴的メリット

クラウドファンディングでできることは色々あります。

今回の記事では、大きく分けて5つの特徴的なメリットを挙げたいと思います。

目次

資金調達の面

クラファン物販で一番特徴的なのは「在庫を持ってない状態でも販売することが可能」という点です。
つまり、所謂無在庫販売に近いことが仕組み上できるということです。
通常の物販ビジネスというのは、先に潤沢な資金を用意して、在庫を確保します。
そして、それから販売をしてお客様に届けるという流れになります。

しかし、クラファン物販では先にお客様に商品を提案して販売をして、資金を集めます。
その後にそのお金を受け取ってから、仕入れをすることができます。

従って、手持ち資金が乏しい場合でもビジネスを始めることができます。
現時点の状況はあまり関係なく、ビジネスを進めることができるのです。
これはとても画期的な仕組みだといえます。

「テストマーケティング」というお試し販売が可能

クラファン物販では実際に日本で販売をすることで、その商品が支持されるのか、需要があるのかなど、ある程度見極めることができます。

例えば、目標金額を50万円と設定した場合、実際に販売をしてみて50万円に届かなかった場合は、集まった資金を受け取れず、リターンも発生しないことにできます。
これを「All or Nothing(オール・オア・ナッシング)」と言います。

プロジェクトを起こす最初の段階で、目標金額に届かなくても集まった分だけ資金を受け取れる「All In(オールイン)」か「オール・オア・ナッシング」を選択できます。
その上で、プロジェクトに合わせてどちらかを選びましょう。

テレビ・新聞・雑誌・ウェブメディアなどによるプロモーション

クラファン物販に出品することで、様々なメディアが注目をしてくれます。
例えば、大手のウェブのキュレーションサイトや、あるいはテレビのニュースやバラエティー番組、雑誌、新聞など多様な方法があります。

これまで数多くのクラファン物のプロジェクトが取り上げられています。
具体的には、日経トレンディやギズモード、エンガジェット、バウンシー、タビラボ、ライフハッカー、グッズプレスなどの大手キュレーションサイトなどの事例があります。
また、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」や、日本テレビの「ヒルナンデス」など、クライアント本人が登場して商品が掲載された事例はたくさんあります。

「実績作り」を交渉のネタにする

例えば、あなたが海外から見つけてきた商品を、量販店のバイヤーに提案しに行くとします。

「見てください。この商品は私が海外で発掘してきたのですが、とても売れそうじゃないですか? 是非とも買ってください」
と言って提案するのと、
「ご覧ください。この商品は私が海外で発掘してきたのですが、クラウドファンディングで、800万円を集めました。どうでしょう? 是非ともご購入ください」
と提案するのとではどちらが採用されるか、予想できると思います。

クラファン物販で実績を作ることで、その後の一般販売の時に大きな交渉のネタになります。
これもクラウドファンディングの大きなメリットの1つです。

「ブランディング」で価値を上げる

このようにメディアに取り上げられたり、テレビや雑誌などに特集して貰えたりすること、あるいは実際に売れた実績があることで、ブランドの価値は一気に上がります。
コモディティ商品と呼ばれるありきたりの多くの商品ではなく、付加価値の高いブランド商品としてお客様に認識をして貰うことができます。

メディアなどに取り上げられれば、既に実績のある大型ルーキーとして認識され、周りの期待値は相当高くなっている状態です。
商品がブランド化されていくことで、安売りして売り飛ばすような薄利多売のビジネスではなく、高い利益で販売していくことができます。


クラウドファンディングのメリットをまとめると、以下の5つになります。

・無在庫販売による資金調達面のメリット
・テストマーケティングが可能
・メディアなどでのプロモーション
・実績作りで交渉力を上げる
・ブランディングで価値をあげる

クラファン物販のメリットをしっかりと抑えて、プロジェクトを成功させましょう。

セカワク公式YouTubeチャンネル
セカワク公式YouTubeチャンネル

この記事を書いた人

1988年大阪生まれ。カナダ留学と中国留学を経て、海外にて営業業務に従事。
帰国後に外資系ブランドの直営店にて販売業務を5年間経験。
2018年に卸流通企業へ転職し、海外事業部に配属。東南アジアでのバイヤー業務、オランダで1年間の駐在業務などを経験。
ひとり貿易塾を卒業後にユビケンにジョイン。貿易実務やスクール運営、広報、クラファンコンサル等を務める。

目次