「お世話になった台湾に恩返しがしたい」輸入ビジネスを通じて日台の架け橋に

「お世話になった台湾に恩返しがしたい」
「台湾が大好き」
台湾への「愛」を根底に輸入ビジネスをスタートし、台湾との繋がりを大切にしている中山さん。

日本にいながらも世界と繋がれることはひとり貿易の魅力のひとつ。自分の好きな国に絞って商品を探し、その国との絆を深めていくのも輸入ビジネスの面白みです。

プロフィール

日台架け橋コーディネーター中山 友恵さん

大好きな台湾と日本を繋ぐ架け橋になるために輸入ビジネスに挑戦。初めてMakuakeで販売したパイナップルケーキは、産経新聞にも取り上げられ大きな反響を呼んだ。

現在は航空業界でアルバイトをしながら、輸入ビジネスを通じて日台の架け橋となっているママ貿易家。

目次

台湾の素敵な商品を日本に広めたい

輸入ビジネスに興味を持ったキッカケは?

家族の仕事の関係で4年間台湾に住んでいました。当時は子どもも小さく、言葉もわからない・・・、毎日泣いて暮らしていました。そんなときに支えてくれたのが、周囲の台湾の方々。車でスーパーマーケットまで連れて行ってくれたり、食事を持ってきてくれたり、家族のように接してくれたんです。

日本に帰国してから

「台湾に恩返しをしたい」
「台湾と日本を繋ぐ架け橋になりたい」

と想い続ける中で出会ったのが、輸入ビジネスでした。
台湾の商品を日本に広めることで、台湾に恩返しができると思ったんです。

貿易家と子育ての両立で苦労したことは?

子どもは学童に通っているので、日中はひとりで仕事ができます。夜にメーカーさんとやりとりをすることもありますが、仕事以外の会話も交えながら楽しく対応しています。

私が楽しく仕事をすることで、子どもも自立して楽しんでくれています。

新聞にも掲載!どうしても扱いたかった『パイナップルケーキ』

初のMakuakeプロジェクトについて教えてください。

くるみパイナップルケーキ
Makuakeより引用

初めてのMakuakeプロジェクトでは、台湾の友人が紹介してくれた、くるみとクランベリーが入ったパイナップルケーキを扱いました。

無農薬のパイナップルをひとつひとつ丁寧に作り、それを使ったパイナップルケーキを作っているメーカーさんです。

このパイナップルケーキを初めて食べた時は美味しさに感動しました。「ひと口食べたらこの美味しさはわかってもらえる!」と感じたし、「たくさんの日本人にこのパイナップルケーキを知ってもらいたい」と思いました。

取り扱いが難しい『食品』を選んだ理由は?

プロジェクトを実行する前から「食品は難しい。」と言われていたので、不安はありました。だけど食品以外にやりたいものがなかったし、どうしてもこのパイナップルケーキを日本に届けたかったんです。

プロジェクト開始前の2021年3月は、輸入先の9割を締める中国が台湾産パイナップルの輸入を停止した時期でした。日本国内でも台湾産パイナップルを拡販するための支援の輪が広がる中で、このメーカーさんと出会えたのは最高のタイミングでした。

実際に食品は手続きも多いし検査も厳しくて、検査結果が出るまで不安で眠れないこともありましたが、「やるしかない」そんな気持ちで進んでいきました。

初のプロジェクトの結果はいかがでしたか?

最初はどれくらいの方が応援してくれるのか未知数でしたが、プロジェクトの途中で産経新聞に掲載いただき大きな反響がありました。

産経新聞
中山さん
まさか自分が新聞に載るとは思わなかったので夢のようでした。感動して家宝にしています。

たくさんのサポーターの方から「こんな美味しいパイナップルケーキ食べたことがない」などのメッセージをいただいて、本当にやってよかったです。

台湾のメーカーさんもとても喜んでくださり、日本のみなさんへ感謝の気持ちを表したいとサンキューカードをいただきました。

台湾パイナップルケーキサンキューカード
台湾のメーカーさんが感謝の気持ちを込めて作ってくれたサンキューカード

このパイナップルケーキを通じて台湾と日本の架け橋になれたと感じています。

お互いに不得意な部分をサポート!貿易家仲間との共同プロジェクト

CAMPFIREより引用

共同でプロジェクトを行ったキッカケは?

2回目のプロジェクトは貿易家コミュニティで出会ったMariさんと共同で行いました。

Mariさんは茶葉専用のタンブラーを扱っていて、タンブラーに合う茶葉を探していたんです。ちょうど私が台湾の茶葉メーカーさんと出会った時期だったので「一緒にやりたいです」と声をかけました。

中山さん
お互いに不得意な部分をサポートし合うことで、ひとりでは思いつかないようなアイディアも生まれました。

Mariさんとは東京ギフトショーにも一緒に出展し、大手百貨店のそごうさんとの出会いに恵まれました。2022年1月にはそごうさんのイベントに商品を展示させていただきます。このチャンスを機にさらに多くの方に台湾の商品を知っていただきたいです。

Mariさんについてはこちらの記事をご参考に。

根底にあるのは台湾への感謝の気持ち

日台架け橋コーディネーター中山 友恵さん

今後の目標は?

「日本と台湾を繋ぎたい」「台湾への恩返しがしたい」、その想いは忘れることなく持ち続けて、素晴らしい台湾の商品をもっと日本に広めていきたいです。

メーカーさんと信頼関係を築くことを大切に、ご縁を繋いでいきたいと思います。

自分を信じて一歩踏み出すことが大切

未来の貿易家にひと言お願いします。

私自身も最初は「自分にできるのかな」「できないかもしれない・・・。」と悩むこともありました。しかし勇気を出して挑戦したことで兼ねてからの夢であった「台湾と日本を繋ぐ」を叶えることができました。

勇気を持って一歩踏み出して、継続さえすれば誰でも成し遂げることは可能です。

「自分ならできる!」そう信じて一歩踏み出してみてください。

中山さんの活動はこちら

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ひとり貿易家中山さん
セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

1987年東京生まれ。大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活を満喫。帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。現在の野望は「書く仕事を通して、人や物の想いを伝え続けること」。プライベートでは2児の母。

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