子育てママでも家にいながら世界と繋がる『ひとり貿易』

ひとり貿易家浅沼さん

「このまま子育てだけで人生終わっていくのかな」

そんなモヤモヤした気持ちを抱えている時に出会った『輸入ビジネス3.0』

本の内容に感銘を受け、ご家族の協力の元ラスベガスの展示会に足を運んだ浅沼さん。

初の展示会ではなんと2つのメーカーから独占販売権を獲得し、妹さんと行った2つ目のMakuakeのプロジェクトでは2,500万円を超える支援金が集まりました。

輸入ビジネスに興味はあるのに、時間やお金がないことを理由に諦めてしまうのはもったいないことです。

ひとり貿易は大損をするようなビジネスモデルではありません。小さな子どもがいるママも本業が忙しい会社員も、興味があるならばぜひ挑戦していただきたいです。

プロフィール

浅沼 なつ美さん

幼い頃から英語や海外に興味があり「いつか海外と繋がる仕事がしたい」と思い続ける中で出会った『輸入ビジネス3.0』。コロナが追い風になりオンラインで受講できる『ひとり貿易塾』の受講を決意。

現在は2人の男の子を育てながら、妹さんと共にポーランドメーカー『VASCO』の日本総代理店として、兼ねてからの夢であった世界と繋がる働き方をおうちにいながら叶えている。

盛岡地域での創業につなげる第3回ビジネスプランコンテストでは、個人貿易ビジネスの展開を発表し大賞を受賞。

目次

コロナが追い風になり、ひとり貿易塾の受講を決意

輸入ビジネスに興味を持ったキッカケは?

小さな頃から海外の番組や英語に興味があって、海外に行ったり、ワーキングホリデーに参加したりする中で、海外と接点を持つ仕事がしたいとずっと思っていたんです。

出産を機にこれまでのように気軽に海外に行くことが難しくなり、「自分はこのまま子育てだけで終わっていくのかな・・・」と思った時期がありました。

そんな時に本屋さんに行き偶然手にしたのが『輸入ビジネス3.0』。「面白そうだし、これやってみたい!」と思えたんです。

輸入ビジネス3.0

当時は大竹さんのセミナーは東京でしか開催されていなくて、リアルで受講するのは難しい状況でした。しかし、その直後にコロナが大流行してオンラインで受講できる『ひとり貿易塾』が開校されたんです。

当時は主婦だったので迷いはありましたが、運命的な出会いをした『輸入ビジネス3.0』の著者の講座をオンラインで受けられることは、私にとって大きなメリットでした。夫も「やりなよ」と背中を押してくれたので受講を決意しました。

子育てと貿易の勉強、両立は大変でしたか?

子育てと勉強の両立で一番大変だったことは、なかなか時間が取れないことですね。子どもが寝ている間しか作業ができないけれど、子どもが寝ている時は自分も寝ないと体調を崩してしまう・・・。やりたいのに時間が取れないという葛藤もあったし、他の受講生と比べて焦ってしまうこともありました。

子どもが夜に安定して眠れるようになってからは、子どもと一緒に寝て、朝3時位に起きて商品リサーチをしていました。

浅沼さん
子どもは自宅保育でしたので、睡眠時間を削る以外に時間を確保できませんでした。

強力な後ろ盾『ひとり貿易塾』があったから挑戦できた

はじめてマクアケで販売した商品について教えてください。

イヤホン型木製アートスピーカーJupiter
木製アートスピーカーJupiter

はじめてマクアケで販売した商品は、レトロなデザインが目を惹く木製のスピーカーです。

ひとり貿易塾に参加する前に、「英語はできるしまずは自分でやってみよう」とラスベガスの展示会(CES)に行ったんです。当時は長男が1歳。家族にも同行してもらい、展示会に参加している間は子守をお願いしました。

その時に契約を結べた2つのうちの1つがこのスピーカーでした。

CESの会場は電子系の製品が多いので、木製でレトロなこのスピーカーに懐かしさを感じて惹かれました。

独占販売権を獲得するのは大変でしたか?

展示会ではスムーズに契約が結べたのですが、帰国後に話を進めていく中でMOQ(最低発注数量)が500個から下げてもらえなかったんです。

とにかく経験を積みたいと思って選んだ商品だったので、500個を販売する自信はありませんでした・・・。

大竹さんにその旨を相談すると「次の商品でいいじゃん。その商品に固執する必要はないし、他にも商品はたくさんあるよ。」と言ってもらえました。

最初は「この商品を逃したら他に独占販売権は取れないかもしれない・・・」と不安だったんです。だけど大竹さんの言葉を聞いて、この商品にこだわる必要はないんだと前向きに考えられるようになりました。

メーカーには「私は第一人者から輸入ビジネスを学んでいます。私のことを信用してもらえずにMOQを下げてもらえないのであれば、今回の契約はなかったことで良いです。」と話をしたら、メーカーも慌てたようで結局はMOQゼロで販売させてもらえることになりました。

浅沼さん
メーカーに大竹さんの名前を出したことも大きかったです。

ひとり貿易塾ではわからないことは講師の方が常々教えてくれます。困った時に助けてくれる強力な後ろ盾がいることで、勇気を持って挑戦することができました。

初のプロジェクトを終えた気持ちは?

無事に終わってホッとしましたが、思ったよりも数字が伸びずに「うまくいかなかったなぁ」という気持ちが大きかったです。

周りには初のプロジェクトでも何百万と結果を出している方がたくさんいたので・・・。

はじめての経験だったので資金を最小限に抑えてプロジェクトを行ったのですが、ある程度のリスクを追わないと結果もそれなりにしか返ってこないんだと実感しました。

浅沼さん
資金ゼロでもできなくはないけど、多少の資金があった方が選択肢が広がります。

日本総代理店として臨んだ2,000万円を超えた翻訳機

一番記憶に残るプロジェクトは?

SIMカード内蔵でWi-Fi不要!200ヶ国で使える小型翻訳機

一番記憶に残る商品は妹とラスベガスの展示会で見つけた、世界で唯一、データ通信費用がずっと無料の翻訳機です。

ラスベガスの展示会では運よくメーカーのCEOとお話しすることができ、メーカーの日本総代理店として商品を扱わせていただくことになりました。

輸入ビジネス未経験であることを正直にお話ししたのですが、CEOからは「大きな企業に任せてたくさんのクライアントの1つになるよりは、小さな企業で僕たちにフォーカスしてやってもらいたい」と言っていただけたんです。

浅沼さん
未経験であることが不利にはなりませんでした。販売だけでなく中身の翻訳にも携わらせていただきました。

メーカーの希望もあり、最初から一般販売を行う予定でした。しかしコロナが流行したことで旅行の需要がなくなり、一般販売の目処が立たなくて・・・。「Makuakeでローンチするのもありなのでは?」とメーカーに提案してMakuakeでプロジェクトを実行することになりました。

プロジェクト中に大変だったことは?

翻訳機は認証検査が複雑な商品なのですが、検査の手配も費用負担も全てメーカーが行ってくれました。

ありがたいことに反響がとても大きく、日々来るお客様からのお問い合わせ対応は大変でしたが、その他は特にトラブルもなくスムーズにプロジェクトを終えることができました。

結果はいかがでしたか?

支援者は889人、2,500万円を超える支援金が集まり、メーカーもとても喜んでくれました。

まさか2,000万円を超えるプロジェクトになるとは思いもしなかったので、嬉しい反面増え続ける金額を見て怖さも感じました。

1つ目のプロジェクトの経験を活かして、事前の広告やページ作成にもお金をかけたので、その効果もあったのだと思います。

今は一般販売をスタートしたので、マーケティングを勉強しながら効果的な広告やバナーを作って販路を広げていきたいです。

盛岡地域での創業につなげる第3回ビジネスプランコンテストでは、個人貿易ビジネスの展開を発表し大賞を受賞。

自分の柱となる商品を発見したい

今後の目標は?

自分の事業の柱となる商品は何個か持っていたいです。

一度は断られたけど、どうしても扱いたい商品があるので、諦めずにまたオファーしたいと思っています。

ただ今は0歳児と3歳児の子育てにも奮闘中。翻訳機の日本総代理店の仕事だけでも忙しいので、子どもの成長と共に時間を作って焦らずに挑戦していきます。

興味があるなら挑戦するべき

未来の貿易家にひと言お願いします。

ママになると自分の時間を確保するのが難しいし、なかなか自由に動くこともできず、働き方に悩む方も多いと思います。私自身も「こんなにも自分の時間がないんだ・・・」と出産してから初めて気がつきました。

しかし、子どものせいで自分のやりたいことを諦めてしまうのは、子どもにも申し訳ないと思っています。今は女性も働く時代。働く姿を子どもに見せていきたいです。

英語ができないとか、時間がないとか、お金がないとか、理由をつけて諦めるのはもったいないです。ひとり貿易は大損するビジネスモデルではありません興味があるなら挑戦するべきだと思います。

セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

1987年東京生まれ。大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活を満喫。帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。現在の野望は「書く仕事を通して、人や物の想いを伝え続けること」。プライベートでは2児の母。

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