貿易は夢を叶えるための通過点。経験したからこそ得られることがある
「貿易に挑戦したことで自分のやりたいことが明確になり、夢を叶えるためのスピードが加速した」
そう話してくれたのは、ひとり貿易塾6期生の田中菜摘さん。
田中さんは、東京ギフトショーでユビケンのボランティアスタッフとして手伝いをしてくれたり、沖縄合宿に2回も参加されたり、圧倒的な行動力でひとり貿易塾を盛り上げてくれた方の1人。
クラウドファンディングの経験を経て、今は自分のブランドを立ち上げるためにOEMに挑戦中だと言います。
メルカリ物販から貿易に挑戦した理由とは?
パートナーと一緒にビジネスをするメリットとは?
外に出て行動することに重きを置くわけとは?
お話を伺いました。
田中菜摘さん
ひとり貿易塾6期生。パートナーと一緒にひとり貿易塾に参加。2022年よりメルカリで古物を販売するリサイクル業をスタート。その後リサイクル業を営みながら、貿易にも挑戦。現在は、自社ブランドを立ち上げるためにOEMに挑戦中。
田中さんがMakuakeで取り扱った商品はこちら▼
スプリッティングボード
無在庫でできるビジネスを求めて、パートナーとクラファン物販に挑戦
—— どうしてひとり貿易に挑戦しようと思ったのでしょうか?
2022年の半ばから、古物を仕入れてメルカリで販売するリサイクル業をはじめました。メルカリ物販は売れたらすぐに現金になるのが魅力ですが、在庫の管理が大変です。今は家の1部屋が在庫部屋になっているし、商品が売れたらすぐに配送しなければいけない。もっと時間や場所に縛られない働き方がしたいと思い、無在庫でできる物販ビジネスに興味を持ちました。いろいろ探す中で大竹さんのサイトを見つけ、2日後に開催予定のセミナーに申し込み、ひとり貿易塾に参加することを即決しました。
——即決だったのですね。
約3時間のzoomセミナーでは、説明がとにかくわかりやすかったし、大竹さんの情熱が心に響いたんです。
私は会社に属するのは自分の性格に合わないと思っているので、高校生の時から自分でビジネスをしたい気持ちが強くて。ひとり貿易塾での学びは自分のやりたいことを叶えるために役に立つと思いました。
——ひとり貿易塾へは、パートナーさんと一緒に参加されていると伺いました。
彼とは「自分たちが動かなくてもお金を生み出せて、働く時間をコントロールできるビジネスをしたいね」と話していて。ひとり貿易ならそれが叶うかもしれないと意見が合致しました。
とはいえ、1つのプロジェクトを一緒にやっているわけではなく、お互い別々に商品を探してプロジェクトを進めています。いわゆる同業者みたいな感じです。
——2人で同じビジネスをやることのメリットは感じていますか?
取り扱う商品は違っても、進んでいく道筋は一緒。悩んだ時にすぐに相談できるので安心できるし、ひとりで悩む時間がないのが良いですね。
撮影のことまで考えて商品リサーチ
——はじめてクラウドファンディングを実行した商品について教えてください。
はじめてのMakuakeプロジェクトは、展示会サイトで見つけた台湾メーカーの割り板です。
Makuakeでこれまで販売されていない真新しい商品を求めてリサーチする中で、この商品に出会いました。おもちゃの割り板ですが、見せ方次第ではMakuakeのユーザーさんからも受け入れてもらえると思ったんです。
さらに、撮影のことまで考えて商品を選びました。兄が空手の先生なので、この商品なら兄にも協力してもらえるかなと。
——商品リサーチは大変でしたか?
自分が欲しいものを軸に探していたので、商品リサーチはすごく楽しかったです。移動時間を活用してInstagramで商品を見つけることが多かったです。SNSはメールよりもメーカーとの距離が近いので返事が速いんですよね。まずは投稿にコメントをして、その後DMを送る。そうすると、たいていは返事がきました。
——初のプロジェクトを経験して感じたことはありますか?
クラウドファンディングの流れを一通り経験したからこそ、次回は利益計算をもっと慎重にやろうとか、OEMにも挑戦できるかもしれないとか、次に進むためのヒントを得ることができました。
実際にやってみないとわからないことがたくさんありますね。
外に出て経験するからこそ得られることがある
——田中さんは東京ギフトショーでユビケンのボランティアスタッフをしてくれたり、沖縄合宿に2回も申し込んでくれたり、ひとり貿易塾のイベントにも積極的に参加されていますよね。
家の中で作業することも大切ですが、外に出て、人に会って、実際に経験するからこそ得られることがたくさんあると思うんです。
東京ギフトショーのボランティアも、自分が出展しなくても、大きな展示会の雰囲気を味わうことができる。これはお金を払うレベルの経験です。その場を経験しておくことで、自分が出展する時に活かせることがあります。それに、展示会の後の飲み会でも、貿易家の先輩の話がたくさん聞けて収穫が多かったですよ。
沖縄合宿では、少し先を行く貿易家の話を聞いて未来の自分が想像できたり、同期の話を聞いて同じようなことを経験していることに安心したり、7期生の頑張りを見てもっと頑張ろうと後押しされたり。
ひとり貿易塾には経営者の方が多く、本業のスキルや経験を貿易に活かしている方もたくさんいます。そういった方の話が聞けることが最高でした。
合宿中は興奮しすぎてなかなか眠れなかったです。毎日お酒を飲んで、ご飯もたくさん食べていたのに、合宿から帰ったら2キロも痩せていました(笑)。
貿易は夢を叶えるための通過点
——ひとり貿易に挑戦したことでご自身の変化は感じていますか?
貿易を始める前はやりたいことがたくさんあるのに、それが漠然としていて何をどう進めていくべきかわからない状態でした。ひとり貿易塾での学びや仲間との出会い、クラウドファンディングの経験を通じて、自分のやりたいことやそこに向かうためにやるべきことが少しずつ明確になってきました。
そもそも、ひとり貿易塾は広告のやり方、マーケティング、補助金の知識など、貿易の知識だけでなく、ビジネスに大切なこと全てを教えてくれます。学んだことは、今後ビジネスをやる上で絶対に役立ちます。
——田中さんがやりたいこととは何なのでしょう?
やりたいことがたくさんあって頭がパンパンなのですが、その内の1つは自分のブランドを立ち上げることです。
今はOEMでスマートフォン用のアイテムを作るために準備を進めています。
——海外メーカーの商品を販売するのではなく、OEMに挑戦されるのですね。
Instagramで「欲しい!」と思う商品を見つけて、最初はメーカーさんにメッセージを送ったのですが、「生産が追いつかない」という理由で断られてしまって。だけど、私はこの商品が欲しいし、日本で販売したいし、商品の魅力を世に知らしめたい。でも輸入はさせてもらえない。だったら自分で同じような商品を作ろうと思ったんです。
このアイディアもひとり貿易塾で学んだからこそ気がつけたことです。沖縄合宿で「Amazonの商品レビューからヒントを得て独自の商品を作っていく」という話を聞いて、自分のブランドを作りたい想いがさらに高まりました。
自分が必要だと感じる物は他の誰かからもニーズがあると思っています。だからこそ、本当に自分が欲しいと思えるものを取り扱いたい。とはいえ、自分でブランドを立ち上げても最初は認知度ゼロからのスタート。だから、クラウドファンディングを活用して、応援されるブランドを作っていきたいです。
——田中さんが作るスマートフォン用アイテムの出来上がりが楽しみです!最後に、未来の貿易家にひとことお願いします。
興味があるなら、迷う理由はないです。ひとり貿易塾は迷いを無くしてもらえる環境です。心配はいりません。