初のマクアケで2000万円超の売り上げを達成。せどりにはなかった「ひとり貿易家」の魅力
「旅行を楽しみながら輸入ビジネス?面白そう!」そんな好奇心から貿易家の道に足を踏み入れた工藤さん。
初めて訪れたドイツの展示会で運命的なエコバッグに出会い、初のマクアケでは2,000万円を超える売り上げを達成されました。
せどりの経験もある工藤さんはひとり貿易家の魅力を「自分で決められる範囲がものすごく大きくて楽しいんです!」と話してくださいました。
海外メーカーと独占契約を結び正式な代理店として商品を販売する「ひとり貿易」。せどりや転売よりも自分の裁量で決められることが多く、やりがいを感じることのできるビジネスなんです。
工藤 ちさと さん
ご職業:エステサロン経営・貿易家
貿易家歴:2020年1月〜
SNS:Instagram
「面白そう!」好奇心からドイツの展示会に参加
貿易家になったキッカケは?
もともと物販には興味があり、せどりをしていた時期もありました。
大竹さんと共通の知り合いから、海外旅行も兼ねて商品を探しクラウドファンディングを使って販売する輸入ビジネスの話を聞いて、「これまで国内でやっていた物販とは全く違って面白そうだな」と感じたことが貿易家になるキッカケでした。
すぐに「ユビケン海外実践プロジェクト」に参加し、2020年1月にドイツのアンビエンテの展示会に足を運びました。
初の展示会の感想は?
最初は緊張しましたが、大竹さんも気さくに相談できる方ですし、展示会以外の時間はユビケンの仲間達と食事をしながら展示会で発見した商品のことを語り合ったり、みんなでワイワイ楽しい時を過ごすことができました。
ユビケンの参加者には物販のプロから全くの未経験者までいろいろな環境の方がいました。今でも一緒に展示会に行った仲間とは困った時には助け合い情報交換をしていて、仲間の存在はとても大きいです。
流行を先取りすることで2,000万超えの売り上げを達成!
初めてマクアケで販売した商品は?
初めてマクアケで販売したのは、アンビエンテで出会った折り畳めてコンパクトになるエコバッグ『EVERLESS』。
日本人にはない発想やデザインに心惹かれました。小さくて軽くて家電のように壊れないし、万が一不良品があっても交換すればOKなのも決め手でした。
さらにタイミングも良かったんです。ちょうどレジ袋有料化を控えていたので、販売するには絶好の時期でした。
独占契約を取るのは大変でしたか?
展示会では商品は自分で選びましたが、海外メーカーとの商談は大竹さんが手厚くサポートしてくれたので困ったことはありませんでした。
「EVERLESS」は30以上の日本の商社からオファーがあったようですが、大竹さんがマクアケのエバンジェリストであることを伝えると「マクアケだったらあなたが一番上手く販売できると思う」と言っていただき、独占契約を締結することができました。
また他のバイヤーがMOQ(※発注できる最低数量)を上げるのを避ける中、提示されたMOQ500個に応じたのも契約いただけた一つの要因だと思います。
大竹さんからも「この商品はアンビエンテの中でも一番売れると思う」と言われていたし、自分でも「この商品はいけるだろう!」と自信もあったので、MOQ500個にも不安は感じませんでした。
初のマクアケ。スタートボタンを押した時の気持ちは?
自信はあったのですが、それでもマクアケのスタートボタンを押すときには「本当に売れるのかな」と不安は拭えず・・・。
プロジェクトが開始してからしばらく商品ページを見ていたのですが、最初の10分間売り上げが0のままだったんです。「やっぱり売れないんだ・・・」とその時は絶望的でした。
結果、システムの問題で売り上げが反映するまでに時間がかかるだけだったので安心しました。
マクアケプロジェクトで大変だったことは?
予想以上に売れたので配送が遅れてしまったんです。お客様から「商品はいつ届くのか?」「返金してくれるのか?」とメッセージが届き、炎上の一歩手前に・・・。
その時の顧客対応にはストレスを感じることもありましたが、大竹さんに相談して「定期的な報告と個別のメッセージにきちんと対応すれば大丈夫だよ」とアドバイスをいただき心が軽くなりました。
大竹さんはご自身でも輸入ビジネスにおけるひと通りのトラブルを経験されているので、基本的に大竹さんに相談して解決できないことはないと思います。
また、マクアケのユーザーさんは比較的に属性が良く、クレーマー気質な方は少ないと思います。個別でいただいたメッセージは1件1件丁寧に対応することで、最終的にはお客様にもご理解いただけました。
商品が売れるのは客観的に見れば良いことですが、トラブルが起こった時にはやらなきゃいけないことも増えます。万が一のトラブルに備えて準備が必要だと学びました。
プロジェクトの結果は?
2,000万円を超えるご支援をいただくことができました。
関税がかかることをすっかり忘れていたので想像よりも100万円くらいマイナスでしたが、利益も550万円ほど出ました。
マクアケのプロジェクト終了後は東京ギフトショーでのご縁をキッカケに、小売店に卸したり自社ショップでの販売にも挑戦しています。ただ、マクアケでの販売ほど順調ではなく苦戦中なんです。
東京ギフトショーに参加したことで変わったことは?
東京ギフトショーでも多くの方から反響をいただき、たくさんの卸業者や小売店の方から名刺をいただきました。実際に商品を手に取っていただくことで、ネットで見るよりも商品の魅力を伝えることができたと感じています。
今度どの商品を扱うにしても、東京ギフトショーで出会った卸業者や小売店との繋がりは大きな財産になると思います。
1つの商品に注力して日本の総代理店になりたい
挑戦したい商品は?
最初はカテゴリーを絞らずにいろいろな商品を探していましたが、今後は効率的にカテゴリーを絞って商品を探していこうと思っています。
取り扱いしやすいもので流行を先取りした商品を探し出していきたいです。
流行り出してから販売するのではすでに飽和状態なんです。どんなビジネスでも先取りしてはじめることが大切だと感じています。
今後の目標は?
クラウドファンディングをキッカケに、一つの商品に注力して日本の総代理店になりたいんです。そして、売り上げが安定したら後々は事業譲渡にも興味があります。
またアンビエンテで貿易家の仲間達と商品を探すのがすごく楽しかったので、またドイツやアメリカのセスにも行ってみたいです。
ただ英語がほぼできないので・・・。これまでは大竹さんのサポートがあったので困ったことはありませんが、海外の方と直接コミュニケーションが取れるように英語の勉強も頑張りたいと思っています。
ひとり貿易の魅力は自分の裁量が大きいこと
せどり経験者だからこそ感じる輸入ビジネスのメリットとは?
小売から商品を買ってそれをさらに消費者に売るせどりは、自分で決められることはほぼなく、ただ商品を売るだけなんです。
一方で、独占契約を結び日本の代理店として販売できる輸入ビジネスは、自分の裁量で決められる範囲がものすごく大きいと感じています。
その分責任も伴うので大変ですが、いろいろなことを自分で決められるのはすごく楽しいです。
もし少しでも輸入ビジネスに興味がある方は、一度詳しい話を聞いてみると良いと思います。絶対に後悔はしませんよ。