50歳を機に貿易家に挑戦。いくつになっても大器晩成で楽しいことを続けたい

今回インタビューさせていただいたのは、「50歳を機に新しいことに挑戦したい」と本業でラジオパーソナリティーをしながら、貿易家の一歩を踏み出した窪田さんです。

貿易家になって2年足らずの間に10商品以上を販売し、売り上げが1,000万円超の枕や、一般販売でもヒットし続けるウエストポーチなど、多くの実績を残していらっしゃいます。

「貿易家の仕事は自分がやりたくて始めたこと。すごく楽しいんです!」と笑顔で話してくださった窪田さんですが、これまでたくさんの失敗を経験したからこそ今があるんだとか。

失敗を経て学んだことや海外メーカーと良好な関係を築くコツなど、未来の貿易家に超有益な情報をたっぷりうかがいました。

プロフィール

お名前:窪田 有美さん
ご職業:ラジオパーソナリティー・貿易家
貿易家歴:2019年9月よりセカワク1期生に参加

50歳を機に新しいことに挑戦

輸入ビジネス3.0

25年以上ラジオパーソナリティーをしており、大好きな音楽に携わりながら、イベントを盛り上げる仕事が大好きなんです。ただラジオパーソナリティーの他にも、50歳を機に何か新しいことに挑戦したいと考えていました。そんな中「輸入ビジネス3.0」に出会ったんです。

もともと海外旅行も好きで、お土産を友達にプレゼントして喜んでもらうことが好きでした。そんなこともあり、海外で見つけてきた自分の好きなものを日本に広める「ひとり貿易」に興味を持ちました。

セカワク同期との勉強会で学びを深める

貿易家の知識はどのように学びましたか?

本を読んですぐに大竹さんのセミナーに参加しました。

本を読んだだけでは不安があったのですが、実際に大竹さんにお会いすると、ポジティブで面白くてとても信頼できる方でした。「この人の言っていることならやってみようかな」と思い、迷いなくセカワク1期生になりました。

物販は全くの未経験でしたので、最初は言っていることも、何を質問したらよいのかもわかりませんでしたが、同じ時期に貿易家の勉強を始めたセクワクの同期と勉強会をして知識を深めていきました。

同期には私と同じく働きながら貿易家に挑戦する人、子育てが落ち着いたお父さんもいましたよ。みんなとても好奇心旺盛で、刺激を受けながら楽しく貿易家の勉強ができました。

本業と貿易家の勉強。両立は大変?

大変だと思うことはやりたくないし、楽しいことしかしたくないんです。

貿易家は自分がやりたいと思って始めたことなので、全く大変だとは思っていません。オンラインの商談やリサーチは自分の好きな時間に家でできるので、本業や家庭との両立でも特に苦労はしていません。

窪田さん
会社員や小さな子どものいるお母さんでも隙間時間でできますよ。

メーカーとのやり取りに苦労しながら成功させた初のマクアケプロジェクト

初めてマクアケで販売した商品は?

スーパーポータブルタオル2.0
Makuakeより引用

初めてマクアケで販売したのは、海外のクラウドファンディングサイトIndiegogoKickstarterで見つけたポップで可愛い『スーパーポータブルタオル2.0』。

春に販売するなら夏に使える商品が良いと思っていたし、何より自分自身が欲しいと思った商品でした。

本当は初めて独占契約が取れた韓国メーカーの枕がマクアケデビューになる予定でしたが、トラブルがあり販売できずにいました。さらにコロナにより本業の仕事も激減し、かなり落ち込んでいた時期があったんです。だけど「何かやらなきゃ!」と思い行動した結果、この商品と出会い販売することになりました。

これまで貿易家の勉強をしていたし、同期が販売している過程を見ていたので、クラウドファンディングのやり方はなんとなくわかっていましたが、初めてマクアケのスタートボタンを押すときはワクワクとドキドキでいっぱいでした。

販売は順調にいき、250万円を売り上げ3分の1程の利益を出すことができました。1回目のクラウドファンディングにしては成功できたと思います。

初のプロジェクトで大変だったことは?

大変だったのはインド人メーカーとのやりとりです。

毎日「今日は何個売れたの?」と連絡が入り、「今日は10個しか売れなかった」と伝えると「なんで10個なんだ!」とお怒りの声をもらったこともあり、インド人メーカーとのやりとりは正直ノイローゼになりそうなほど大変でした。

窪田さん
商品自体はとても素敵でしたが、このメーカーとの取引はもうしないと決めました。笑

初の独占契約商品が1,000万円超の大ヒット

初めて独占契約を取得した商品は?

C-rest Pillow
Makuakeより引用

初めてマクアケで販売したのは、『スーパーポータブルタオル2.0』ですが、初めて独占契約が取れたのは韓国メーカーの枕『C-rest Pillow』。

この枕とはセカワクに入って初めて行った香港の展示会で出会ったのですが、パワーストーンの様に光っていて、見た瞬間に運命を感じた商品なんです。

一見枕とわからない見た目に引き寄せられ、商品に触れてみると柔らかい触感。「これ何?」と聞いて初めて枕であることがわかりました。

展示会でこの枕に惹かれたのは私だけだったようで、商談はスムーズに進み、展示会開始30分で初の独占契約が取れました。

この商品はメーカーがKickstarterで販売し、それが終わってから私が日本で販売する予定でした。しかし、Kickstarterでの販売時に医療文言でトラブルがあったようで、忙しかったのかメーカーと連絡が取れなくなってしまったんです。

その後メーカーとは連絡がつきましたが、実際にマクアケで販売できたのは独占契約を結んでから10ヶ月後。

一緒に展示会に行った同期達が次々とプロジェクトを実行していく中で焦る気持ちもありましたが、「この青い枕を絶対に成功させてやる!」と気合は満々でした。

販売できるまでに時間はかかりましたが、マクアケでは多くの方にご支援いただき、メーカーさんもすごく喜んでくれました。

この韓国メーカーさんとはすごく気が合い、今でも3つの商品を販売させてもらっています。

たくさん売れたからこそ、お客様対応で大変なことは?

もちろんいろいろなことを言う人は一定数います。クレームが入った時はお客様の立場に立って考え、真摯に対応しています。ただ、これまでそこまで困ったお客様対応は経験していないです。

逆に「本当に良かったです」と言ってくださる方やリピートしてくださる方もいて、嬉しいメッセージもたくさんいただいていますよ。

マクアケ終了後も売れ続けるウエストポーチ

一番記憶に残る商品は?

One80Pouch
Makuakeより引用

韓国メーカーの『C-rest Pillow』と同時並行で、ベルトなしでクリップで付けられるウエストポーチ『One80Pouch』も販売しました。

このポーチはKickstarterで3,000人を超えるサポーターを集めた大人気商品。そんな人気商品を日本で私が販売することができたんです。

Kickstarterでこのウエストポーチを発見したときに、FaceBookからメーカーにメッセージを送りました。返事はいただけましたが「今忙しいからまたね」みたいな軽いお返事で、契約には至りませんでした。

しかし、その後も期間を開けて何度か世間話を続けるうちに「販売するかい」と声をかけていただき、契約を結ぶことができたんです。初めてメッセージをやりとりしてから8ヶ月かかりました。

窪田さん
このウエストポーチを売りたいと思っていた貿易家はたくさんいたようで、タイミングが良かったんだと思います。

このウエストポーチは男性からの人気が非常に高く、マクアケでも2000人以上からご支援いただきました。

さらに、マクアケ経由でメッセージをいただき、卸業者とも繋がることができました。マクアケでのプロジェクト終了後に自分でアマゾンのお店を立ち上げ一般販売も行っており、ずっと売れ続けている商品です。

クラウドファンディング商品は販売価格が高く一般販売は難しいのですが、海外で発見した珍しい商品なので価格は下げずに販売しています。

彼女のために商品を売りたい!

最新のマクアケプロジェクトについて教えてください。

今回販売するのは、コロナ禍に最適な非接触できるわずか14gの超軽量キーホルダー
Makuakeより引用

2021年7月29日に新しいプロジェクトを開始しました。

今回販売するのは、コロナ禍に最適な非接触できるわずか14gの超軽量キーホルダー。

この商品はウエストポーチメーカーの友人の商品で、声をかけてもらい商談することになりました。

キーホルダーを作ったのはカレンというアメリカ人の女性。初めて商談をした時も画面越しの笑顔が素敵で、絶対この人とは気が合うと感じたんです。しかし話をしていると、ニコニコ笑顔からは想像し難い壮絶な話の数々。

このキーホルダーはカレンがご主人と一緒に作ったもの。販売しようと思った矢先に突然の病でご主人が亡くなってしまったんだとか。さらに共同オーナーにも逃げられ、Kickstarterでの販売も失敗・・・。手元にある4万6千個の在庫をどうしたらよいのか途方にくれていました。

この話を聞いて、彼女のためにもこの商品を日本で広めたいと思ったんです。

契約を結んだ時にはものすごく喜んでくれて、カレンが自分で商品の動画を作って送ってくれました。

マクアケで販売するには単価の低い商品なので、もしかしたら失敗するかもしれないけれど・・・。彼女のためにもできる限り力を尽くしたいと思っているんです。

コロナ禍で活用できる面白い商品ですし、商品の裏にあるカレンのストーリーも知っていただき、多くの日本人から応援いただきたいと思っています。

笑顔で相手を思いやること・そして結果を出すことがメーカーとの信頼関係を築くコツ

初めての海外メーカーとの商談を、展示会参加30分後に成功させた窪田さん。これまで数多くの商談をこなす中で、商談を成功させるために気をつけていることや海外メーカーと良好な関係を継続する秘訣をうかがいました。

商品を選ぶ時の基準はありますか?

売れそうなもので商品を選ぶ方も多いけれど、私は自分が好きなもの自分が使いたいと思うものを選ぶようにしています。自分が好きなものであれば愛情を持ってその商品を売ることができるし、自分の商品に対する気持ちは買い手にも伝わると思うので。

商談時に心がけていることは?

英語は日常会話程度しかできませんが、英語ができなくてもなんとかなります!大切なのは、その商品が好きなんだという気持ちを伝えること笑顔です。

商談だからって難しく考えずに、コミュニケーションを楽しみながら、その商品が好きだっていう気持ちをアピールすれば大丈夫ですよ。

海外メーカーと良好な関係を保つために心がけていることは?

まどろっこしい言い方をしないことです。

普段のやりとりはメールなので、まどろっこしい言い方をすると伝わらないんです。

簡単なフレーズでわかりやすく、相手を思いやったやりとりを心がけています。

そして何より大切なことは結果を出すことです。メーカーとの信頼関係を崩さない様に、結果を出すことへのプレッシャーは毎回感じています。

マクアケ販売時にスタートダッシュがきれるように、事前の広告を出したり工夫をしています。

プロジェクトを経験するたびに新しい学びがある

貿易家になって2年足らずの間に10個以上の商品を販売してきた窪田さんに、これまでの失敗から得た学びを教えていただきました。

これまでの失敗から学んだことを教えてください。

医療文言は難しい

『C-rest Pillow』を販売するときに大変だったのは、薬機法に触れない様に商品ページを作成することです。

『C-rest Pillow』のような健康雑貨は、医療機器だと誤解させる表現は薬機法で禁止されています。そのため「マッサージ」という言葉も使うことができないのです。『C-rest Pillow』の商品ページには「指圧の代用効果」と書きましたが、わかりにくいですよね・・・・。

C-rest Pillow

薬機法がからむ商品は、商品ページや広告の作成がとても難しいです。健康雑貨を選ぶ時には注意が必要です。

営業メールの返信がなくても凹まず別の方法を考える

これまでそこそこの確率で営業メールのお返事をいただいたけれど、それでも自分がすごくやりたくて一生懸命書いたメールの返事がなかったときは凹みました。

今は私が貿易家を始めた頃よりも、営業メールを送る人の数も増えているし、返事がもらえないこともたくさんあると思います。だけど、返事が来なくても諦めないでくださいね。

時期を改めて1ヶ月後に送ったり、メールだけでなくFaceBookから送ってみたり、方法を変えて何度もチャレンジしてみてください。

海外のクラウドファンディングサイトは飽和状態なので、海外の展示会サイトなどで商品を探してみるもの1つの手段です。

食品衛生法の検査には要注意

食器洗いや鍋つかみ・コースター・猫のブラッシングにも使えるフランスメーカーのシリコンスポンジ『SCRUBBiO』
Makuakeより引用

以前販売した食器洗いや鍋つかみ・コースター・猫のブラッシングにも使えるフランスメーカーのシリコンスポンジ『SCRUBBiO』。

この商品に食品衛生法の検査が必要だとは知らなかったのですが、「そのスポンジでじゃがいもを洗えますよね。」と指摘され、食品衛生検査が必要であることが判明しました。

食品衛生検査には手間も費用もかかります。海外の工場で検査してもらう方法と、日本の空港の税関でいったん商品を止めてもらい、検査所で立ち会う方法があります。私は税関で商品を止めてもらい、立ち合い検査を行いました。

女性でキッチン用品やお弁当箱などを売りたいと考える方も多いと思いますが、食品に関わる商品は食品衛生検査が必要。商品を決めるときは、販売するにあたりどんな検査が必要になるのか事前に調べることをおすすめします。

食品衛生検査

食器や子ども(6歳未満)向けのおもちゃは、厚生労働省が管理する食品衛生法の検査が必要になります。一度検査をして安全証明書をもらえば、次回からはスムーズに仕入れができるようになります。

送料・関税は思っているよりもかかる

まず、送料は想像以上にかかります。あらかじめ、配送料をコストダウンできる方法を考えておきましょう。

私は売り上げがあまり上がらなかった商品は、配送を外注せずに自分で送るなど、大赤字にならないように工夫しています。

また関税も思っているよりもかかります。関税のかかる商品は、販売前にきちんと計算してから商品の販売価格を考えた方が良いですよ。

関税とは?

国内産業を保護するために、輸入品に課される税のこと。基本的には「輸入者」が「品物を輸入する国」に対して支払う。「物品の種類(素材や材質、製造方法)」「輸入元の国・地域」「用途」の3つの要素から関税額が決まる。

いくつになっても大器晩成!楽しいことを続けていきたい。

ひとり貿易家窪田さん

今後の目標は?

大きい目標を決めてはいないのですが、「継続は力なり」ということで、今後も楽しみながら貿易家を続けていきたいと思っています。

いくつになっても大器晩成で行動し続けたいですね。

今取引をしている海外メーカーさんとの契約も継続していきたいですし、海外だけでなく国内の素敵な商品を広める仕事にも興味があります。

自分の出身地である愛媛の工芸品なども一緒に作ってみたいです。

悩んでいる時間がもったいない。やりたいと思うならやるべき

私は貿易家の仕事が楽しいです!自分でビジネスを立ち上げたり、いろいろな国の方と繋がったり、貿易家の経験は本業にも活かされています。

悩んでいる時間はもったいないです!少しでもやりたいと思うのならやってみるべきだと思います。

私もこれまでたくさんの失敗も経験してきました。1回2回で諦めないで、失敗しても次に活かして続けて欲しいです。

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この記事を書いた人

資金ゼロではじめる新しい輸入ビジネスをお届け。まだ日本に知られていない、あなたの「好き」と思う商品をクラウドファンディング通して日本へ届ける、ひとり貿易家。