クラウドファンディング物販で取り扱うべきおすすめ商品ジャンルとは?
我々が提案するひとり貿易で取り扱う商品は、販売するあなた自身がワクワクするものであることが重要になります。
自分がワクワクする商品であれば、その商品の良さを十分にお客様に伝えることができるからです。
しかし、具体的にどんな商品であればワクワクできるのかと考えた時に、なかなか良い商品が思い浮かばず悩んでしまうことも少なくありません。
そこで今回は、クラウドファンディングサービスである「Makuake」を元に、私がおすすめする売れる商品ジャンルを事例とともに紹介していきます。
Makuakeのユーザー層から客層を知る
まず先に、あなたが探してきた商品をクラウドファンディングするサイト、Makuakeのメインユーザー(お客様)について共有しておきましょう。
Makuakeで買い物をするお客様は、男性の比率が高いサイトです。
年代で言うと、1位が40代、2位が30代、3位が50代というような構成比になります。
これをひと言で言うと「新しいもの好きな中年男性」となるでしょうか。
品質が悪くてもコスパの良いものを買いたいというよりは、多少高くても新しくて面白そうなもの、便利なもの、暮らしを豊かにしてくれるものを買いたいというお客様が多いのが特徴です。
みんなが買っているものを安心して買うというよりは、ちょっとチャレンジして新しいものを買ってみたい。衝動買いに近い方も多くいらっしゃるようです。
収入面でも「多少遊びに使えるお金がある」という方が多いとも言えるでしょう。
なぜかと言うと、まずクラウドファンディングの特性上、商品ラインナップは、明日届く生活必需品よりも嗜好品に近いものが多いからです。
商品到着まで待つ必要があるのはわかっていても、面白そうだから購入するのです。
そして、Makuakeでもプロジェクト全体の平均支援額は約1万5,000円前後だと言われています。
もちろん2,000円くらいの商品もありますが、支援額の平均は1万円を超えるのです。
amazonや楽天とは購入層が違う、まさにMakuakeユーザー層というものが存在するのです。
こういうお客様に響く商品を探す、それもまたリサーチの1つの考え方と言えます
それでは、Makuakeではどんな商品が売れやすいのでしょうか?
ここでは7つのジャンルでお話をしたいと思います。
1.近未来ハイテク商品
こちらはわかりやすく海外クラウドファンディングサイトのKickstarterやIndiegogoでヒットしたような、新しくて面白いガジェットが中心となります。
物販系クラウドファンディングのイメージは、この近未来ハイテク商品のイメージが強い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「VR カメラ」や「忘れ物防止トラッカー」などのプロジェクトは高い人気を集めています。
イノベーションが起こりやすいのがハイテク商品です。
近年誕生する商品が、何らかの形で電子の要素を含んでいることが多いのは事実ですね。
2.お悩み解決商品
文字通り、深い悩みを持っているお客様の悩みを解決してくれる商品です。
何にでも効く万能薬ではなくて、ピンポイントで「これに効きます!」というくらいに絞り込んだ、お悩み解決商品が売れています。
たとえば、眠れなくて悩んでいる方の悩みを解消するような快眠グッズというのは、Makuakeでも売れ筋商品の1つです。
ほかには、花粉症に苦しむ人に向けた、空気清浄機なども人気でよく売れています。
「こんな商品を待っていた!」というような、お悩み解決商品は、お客様の心にグサッと刺さります。
3.思い出共有商品
物販の業界では「モノよりコト消費」だと言われています。
どういうことかというと、物質的なモノはすでに世の中にあふれています。
それよりも今、人々が求めているのは、思い出や体験などの価値に重点が置かれているというデータがあります。
現代人は、もうほとんどのモノを持っています。
だからこれからの時代、人はもうモノを買わないのです。
モノ買う代わりに、 モノを使って家族や仲間と思い出をつくる、そのための商品が売れています。
代表的なのは、「スポーツ・アウトドア用品」などです。
みなさんご存じの「楽天市場」には、さまざまなカテゴリーがあります。
なかでも「スポーツ・アウトドア」カテゴリーは人気のカテゴリーの1つですが、このカテゴリーで一番売れているのが、実は「アウトドアグッズ」なのです。
たとえばランタンであれば、
「一人きりの部屋で灯りを楽しむ」というよりは、
「それを持ってキャンプに出かけて家族で電気を灯し、夜を楽しく過ごす」
そういう使い方をしますよね。
アウトドアやキャンプで楽しく過ごすには、いろいろなものが必要になります。
だからこそ、テント・ランタン・寝袋・バーベキューグッズなど、たくさんのアウトドアグッズが発売され、需要が伸び続けているのです。
今後もAIの発達などにより体験価値が重視され、この分野はますます伸びていくと思われます。
4.美容健康ダイエット商品
少子高齢化が進む現代の日本。
誰もが100歳まで生きる時代がそこまで来ています。
人々の関心は必然的に「いかに健康に長生きできるか?」に移っていきます。
そのため、食生活の見直しだけでなく、自宅でトレーニングができるようなグッズも、今大変売れています
また美容関係は、昔から女性の最大の関心事ですし、今や男性も脱毛や化粧をする時代です。
ますます日本人の美容健康意識が高まっていくのは必然的でしょう。
特にダイエット製品などは、手をかえ品をかえ、ずっと売れ続けていますね。
キレイになりたい、ダイエットしてスリムになりたいというような願望は、いつの時代も決してなくならないテーマなのです。
5.定番改良商品
定番商品というのは、長く愛され続けて売れ続けているから「定番商品」なのです。
つまり、ずっと需要があり続けている商品あり、それなしでは生活していけないと思ってる人が多い商品と言えます。
そういった定番商品を、少し改良して便利にしたものもMakuakeでも売れています。
特にリピートされるような商品だと、クラウドファンディング後の一般販売でも継続的に売れやすくなるのでお勧めです。
ここで重要なのは「少しだけ改良している」ということです。
面白いもので、あまりにも改善されすぎている新しい商品というのは、お客様に良さを理解していただくのが難しいのです。
きちんと説明ができれば、必ず気に入っていただけるようなものでも、気づかれずにまったく売れないということが意外とあります。
6.ワンランクアップ商品
「3.思い出共有商品」でも話に出ましたが、商品はあふれかえり、モノには困らない時代になりました。
モノよりコト時代に突入し、モノの重要性が薄れていっています。
では、どんな商品も売れなくなったのかというと、そうではありません。
売れているカテゴリーは当然あります。
そのうちの1つが「ワンランクアップ商品」です。
言い換えれば、機能的な価値よりも情緒的な価値に比重を置いた商品と言えます。
ワンランクアップ消費とは、ちょっと高めの価格の商品・サービスを購入する消費スタイルを指し、「ニューラグジュアリー型の消費」と呼ばれることもあります。
単に値段が高めの商品・サービスを購入するのではなく、自分の趣味に合い、自分なりのこだわりを示せるような商品・サービスを購入することが特徴です。
たとえば、飲み物を持ち歩くためのおしゃれなボトル、一風変わった高級腕時計、トイレを簡単にキレイにできるものなど、たくさんの大ヒット事例があります。
なぜこのようなワンランク上の商品が売れるのかと言うと、先に述べた通り、お金に多少余裕のある新しいもの好きな中年男性がクラウドファンディングユーザーにはたくさんいるからでしょうか(笑)。
いや「本物を知る大人」が増えているのでしょう!
7.誰にも負けない情熱商品
今この記事を読んでいるあなたにも、昔から好きなものや趣味の1つや2つあると思います。
私は長年バンド活動をしていたので、楽器をずっと弾いていましたし、起業当初は楽器の転売もしていました。
たとえば、ゴルフをしている時が何よりも楽しい、ずっとゲームをしていたいなどいろいろな趣味があるでしょう。
自分が好きなものには自然と詳しくなるし、販売していくのも楽しいはずです。
自分の趣味に関連した商品を販売していくことは、とても健全な気持ちでビジネスができるので、こちらもお勧めです。
犬を飼っている方は、犬は家族同然なので、我が子と同じような気持ちで一緒に生活していることと思います。
愛犬家の方は犬の衣服を販売することに長けていることでしょう。
DIYが趣味の方は、便利なマルチ工具グッズを販売することにワクワクできるはずです。
毎日家族のために美味しい料理をつくる主婦の方は、便利でかわいいキッチングッズがいいかもしれません。
このように、カテゴリーは正直あまり関係ありません。
重要なのは、なにが売れるかよりも「なにを売っていきたいか」なのです。
あなたが好きなこと、熱中できるものを追求していくことが理想の状態です。 ぜひ今一度自分自身のことを振り返り、充実したビジネスライフを送れるような商品を探してみてください。
今回は、ひとり貿易で取り扱うべきおすすめ商品ジャンルを事例とともに紹介させていただきました。
ひとり貿易で取り扱うべき商品ジャンルは、あなたがワクワクできるものであることが大前提です。
ひとり貿易では、amazonや楽天市場とはまたユーザー層が違うことを理解することも必要になります。
Makuakeでは、多少高くとも、目新しいもの、便利なもの、暮らしを豊かにしてくれるものが人気が高いのです。
また、売れる商品ジャンルには、“売れる理由”が存在します。
売れている商品がなぜ売れているかを考え、充実したビジネスライフを送れるような商品を探していきましょう。