看護師、カメラマン、そしてひとり貿易家。新しい世界を知ることで、広がる自分の可能性
看護師、カメラマン、そしてひとり貿易家。3足のわらじを履く、Sachiさん。 「長く続く良いもの+新しさ」を商品選びの軸にする彼女が最初に選んだのは、チタンのまな板。初のMakuakeでは1,000万円を超える支援金を集めました。
そんなSachiさんに、ひとり貿易に挑戦したキッカケや商品との出会い、今後の目標を伺いました。
Sachiさん
看護師とカメラマンとして活躍しながら、ひとり貿易塾2期に参加して輸入ビジネスをスタート。 初めてのMakuakeプロジェクトでは1,000万円を超える支援金を集める。現在は地域のコミュニティの場ともなるスタジオの経営を目指し、着々と準備を進めている。愛犬ぷんぷんとの日常を綴った日めくり型写真集「日めくり 季節のぷんぷんのこと」も発売中。
新しいことを知るのが楽しい
貿易家になろうと思ったキッカケは?
フランスに住んでいる日本人の友達と日本茶の輸出をしようと思っていたのですが、やり方がわからなくて。貿易の本を読んで勉強しようと思った時に、大竹さんの「輸入ビジネス3.0」に出会いました。初心者でも挑戦できそうだと感じて、ひとり貿易塾に入りました。
新しいことをどんどん知りたいと思っているので、塾に入ることへのためらいは全くありませんでした。
看護師、カメラマン、そしてひとり貿易、両立は大変では?
日々やることは多いので、優先順位を考えてスケジュール調整をしながら進めています。
ひとり貿易塾にはいろいろなバックグラウンドの方がいらっしゃるので、一歩先を行く人たちが「こうやってできたよ」とか「その作業は何日くらいかかるよ」とか教えてくれたり、分からないことは大竹先生が親身になってアドバイスをくださったり、たくさんの仲間に支えられてここまで進んで来れました。
メディアからも注目されるクラウドファンディング
初めてマクアケで販売した商品について教えてください。
初めてMakuakeでプロジェクトを行なったのは、台湾メーカーのチタンのまな板です。
コーヒーやカフェが大好きなので、最初はコーヒー関連のグッズを探していました。独占販売権を結べた会社も2社あったのですが、販売に必要な書類作成に同意が得られませんでした。
その後に、オンラインで開催されたHKTDC(香港貿易発展局)の展示会に出ました。大竹先生の紹介だったので、取り扱いたい商品の希望を出すだけで、数社との面談をセッティングしてくださいました。
チタンの商品は当時Makuakeでも人気があり、チタンのボトルを扱いたいと思っていたので、良いタイミングでした。
実際に私もこのまな板を使っているのですが、チタンの持つ良い特徴が活かされています。錆や臭いが残りにくく、抗菌作用もあります。熱に強くオーブン皿でもトレイとしても使えます。
メーカーさんとのやりとりで気をつけたことは?
商談は塾の交渉専門家の方が全て進めてくださり、うまくいきました。
メーカーさんも私も英語は第二言語なので、商談後のやりとりは翻訳ツールを使えば問題なくできています。伝わらなかった時は、もう一度言い方を変えて伝えています。
このメーカーさんとは今でもお取引をしています。契約当初の担当者が退職され、今は二人目の担当者とやり取りをしてます。協力的で助かっています。継続するためには、それぞれが歩みよることが大事だと考えてます。
プロジェクトを実行する中で大変だったことは?
商品を輸送する際にトラブルがあり、その時は絶望的な気持ちでした。大竹先生をはじめ、先生が運営する倉庫の方々も助けてくださいました。今後同じことが起きないように、メーカーさんと話し合うこともできました。
私ひとりでは絶対に解決できなかったです。困った時に助けてくれる人がいるのは本当に心強いですね。
無事に支援者の方に商品をお届けできて「とっても良かった」と感想をいただいた時には、努力してきた分、泣けました。ネットで商品を買う時は、相手の顔は見えないけれど、ひとり貿易を経験したことで、向こう側には相手がいて、心があって、そういうことを実感しました。
今後の販売計画は?
自分でECショップを開くとなると集客できるまでに時間がかかるので、今は楽天で2社に卸しています。1社は東京ギフトショーで出会い、もう1社はMakuakeを見てご連絡いただきました。
大竹先生にamazon販売をサポートしてくださる方を紹介いただいたので、学んだことを忠実に実行して、これからはamazonでも販売する予定です。
実はこのまな板、Machi-yaを見てくださったメディアの方からご連絡いただき、「大阪ほんわかテレビ」でも紹介いただきました。クラファンはメディアからの注目度も高いです。クラファンで商品を見つけて連絡をくださる方も多いので、そこからさらなる販売に繋がっていくことを体感しています。
まな板はどんな方でも使うもの。関心を持ってもらいやすい商品だと思っています。
売上は目標にたどり着くための燃料
2回目のプロジェクトは?
まな板のプロジェクトが終わった後に、同じメーカーさんがおすすめの商品を送ってきてくれて。2回目のプロジェクトは調理ができるチタンうつわでした。
まな板はみんなが使うものだけど、このチタンのうつわはキャンプをやっている人などコアな方向けの商品。利益は少ないですが、継続して料理写真を制作してSNSにあげています。大多数の中の関心がある1人に向けて発信を続けています。今後はMachi-yaでも販売を予定していて、商品ページも夏仕様に変えるつもりです。できることを考えて、実行して次に繋ぎたいです。
20%の商品が80%を稼ぐ「パレートの法則」というのがあって、売れる商品もあれば、売れない商品もあると思っています。だから8割の商品は、ちょっと違うものを扱ってみたり、テストをしてみたり。もちろん販売するために全力は尽くすけれど、利益が少なくても商品アピールを続けます。できることは行ってから、反応を見て、また次の手を考えます。
今後はどのような商品を販売していきたいですか?
その時に売れている旬の商品を扱う方もいれば、絶対に自分の好きなものを扱うと決めている方もいます。私はどちらかと言えば後者。カメラマンとして制作もするので、好きなものしか扱えないと思っています。デザイナーのナガオカケンメイさんが推奨しているロングライフデザイン「長く続くいいもの」かつ新しい商品を取り扱いたいです。
デザイン、画像、動画に関心があるので、展示を見たり、町歩きをして心に留まるものを記録しています。
とりあえず、次はチタンのボトルを販売する予定で、今はメーカーとの価格交渉に頭を抱えているところです。
新しい世界を知ることで、自分の視野や可能性が広がる
ひとり貿易家になって変わったことは?
利益計算やマーケティング方法は、塾で教えてくださいます。ECショップを運営するときや、事業計画にも役立つと思いました。
ひとり貿易に挑戦したことで、楽しいことや楽しい人と出会えて、取り組む好奇心が増えて、良いことしかないです。新しい世界を知ることで、自分の視野や可能性が広がります。
今後の目標 は?
カメラマンとしてスタジオ運営を考えていて、その準備を進めようとしています。スタジオは、地域のコミニティの場となるようにもしていきたいです。そのスタジオの一角には、ひとり貿易で扱った商品を販売できるスペースも設けたいと考えています。
ネットだけではなく、実際に商品を見てもらえる場所があったら素敵だと思って。商品の感想も聞きたいし、どんな方がその商品に興味を持ってくれるのかも知りたいです。
視野が広がり選択肢が増える!ひとり貿易
未来の貿易家に一言お願いします。
ひとり貿易塾はどなたでも入りやすいカリキュラムが用意されています。
視野が広がり、できることが増えます。塾に入って後悔してる人をまだ知りません。大竹先生の指導は心温かいです。
受講料がネックになる方もいるかと思いますが、私は補助金制度を活用して、全て賄うことができました。そんな塾ってきっとないと思います。
Sachiさんの貿易家ホームページはこちら