【クラファン開始後どうなる!?】先に知っておきたい!Makuake公開後に起こる7つのこと

大竹秀明

今回は、クラウドファンディングプロジェクトの公開直前と公開後に起こる出来事について詳しくお話しします。この情報を知っておくことで、プロジェクト成功のための心構えができ、スムーズに対応することが可能になります。

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目次

プロジェクト公開直前

プロジェクトがいよいよ公開される直前、私たちは多くの準備を経てその瞬間を迎えます。海外メーカーとの契約を結んだ後、Makuakeに申請して多段階の審査を経て、ついに公開の直前です。公開後はページの修正ができないため、この瞬間は心臓がバクバクし、期待と不安が交錯します。公開がスタートした後はどうなるか、実際に起こることを説明します。

公開後に起こること

1. 営業のメールや電話が殺到

公開直後、まず最初に経験するのは営業のメールや電話の殺到です。これらの連絡は主に有料広告の出稿を勧めるものです。「あなたのプロジェクトが素晴らしいので紹介したい」という内容で、多くの業者がアプローチしてきます。しかし、こうした営業には注意が必要です。私たちの経験上、このタイミングで来る営業はあまり効果的でないことが多いため、費用対効果をしっかりと確認することが重要です。

2. テレビや雑誌などのメディアからの問い合わせ

次に、テレビや雑誌などのメディアからの問い合わせが来ることがあります。これは非常に嬉しいことであり、プロジェクトの知名度を一気に上げるチャンスです。実際に、生徒さんの中には、テレビ番組で取り上げられたことで売上が大幅に伸びたケースもあります。ただし、メディアの問い合わせにも注意が必要です。無料で掲載すると言いながら、実際には有料である場合もあるため、内容をしっかり確認することが大切です。

3. 卸業者や小売業者からの問い合わせ

プロジェクトが成功すると、卸業者や小売業者からの問い合わせも増えます。「うちで販売させてくれませんか」という問い合わせが来ることがありますが、クラウドファンディング期間中に他で販売することはできません。ただし、プロジェクト終了後の取引について話を進めることは問題ありません。

4. 大手百貨店や量販店からの問い合わせ

さらに、大手百貨店や量販店からも問い合わせが来ることがあります。これは非常に嬉しいことですが、大手企業は担当バイヤーが多いため、情報が正確に伝わっていない場合があります。実際に取引がある場合でも、別のバイヤーから新規取引の問い合わせが来ることもあるため、確認が必要です。

5. 海外からの問い合わせ

海外からの問い合わせも増えることがあります。台湾や韓国など、他国で販売したいという申し出が来ることがありますが、日本国内の独占販売権しか持っていない場合は、メーカーに確認することが必要です。

6. 購入者からの問い合わせ

プロジェクト公開後には、購入者からの問い合わせも増えます。購入前の問い合わせとしては、商品についての詳細やサイズ感、色のバリエーションなどがあり、購入後には商品の到着時期やキャンセルについての問い合わせが来ることがあります。これらの問い合わせには丁寧に対応することが重要です。

7. 嫌がらせやネガティブな問い合わせ

最後に、嫌がらせやネガティブな問い合わせも発生することがあります。電化製品に対するPSEマークの有無やBluetoothの技適マークなど、細かな点を指摘する問い合わせが来ることがあります。これらの問い合わせにも冷静に対応し、自分の商品がどのように優れているかを説明することが重要です。

まとめ

今回の記事では、クラウドファンディングプロジェクトの公開後に起こるさまざまな出来事について解説しました。これらの情報を事前に知っておくことで、プロジェクトを成功に導くための心構えができ、不測の事態にも冷静に対応することができます。この記事が皆さんのプロジェクト成功に役立つことを願っています。


セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

大竹 秀明 大竹 秀明 一般社団法人まじめに輸入ビジネスを研究する会 代表理事

一般社団法人 まじめに輸入ビジネスを研究する会 代表理事
株式会社カルペディエム 代表取締役
TIGS クラウドファンディング・ラウンジ 主催
Makuakeエバンジェリスト(ベスト・エバンジェリスト2019受賞)
CAMPFIREキュレーション・パートナー(パートナー・アワード2023受賞)
GREEN FUNDINGパートナー

【著書】
「資金ゼロではじめる輸入ビジネス3.0」は、発売から3ヶ月間で1万部を突破(現在は3万部)し、Amazonや楽天ランキングで22週間連続でカテゴリー1位を獲得。
その他著書「クラウドファンディングで資金調達に成功するコレだけ! 技 」「Amazon 個人輸入はじめる&儲ける超実践テク104」(以上、技術評論社)
「1日で1000万円売り上げるクラウドファンディングの教科書」(扶桑社)

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