世界中に友達ができる貿易の仕事
大学時代のバックパッカーの経験を機に、海外と繋がる仕事に興味を持ったという白土さん。最初は『輸入ビジネス3.0』を片手に、独学からのスタートでした。
「とりあえずやってみる」
その精神を大切に、ひとり貿易塾受講中に5回のクラウドファンディングを実行。経験を積むたびに、自分のスキルが積み上がっていることを実感していると言います。
そんな白土さんにひとり貿易塾を選んだ理由や貿易家になってからの変化などをお話いただきました。
白土 涼雅さん
ひとり貿易塾6期生
20代の若き貿易家。動画編集やフィットネスジムのアルバイトをしながら、未経験から貿易ビジネスに挑戦。ひとり貿易塾受講中に5つのクラウドファンディングプロジェクトを実行。
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きっかけは大学時代に読んだ『輸入ビジネス3.0』
—— 白土さんの今の働き方を教えてください。
貿易業が6割、ウェブメディア制作が2割、週末にはフィットネスジムでアルバイトもしています。
—— どうして貿易家になろうと思ったのでしょうか?
大学時代にベトナムからラオス、カンボジア、ミャンマーと東南アジアを横断したんです。その時に、国による文化の違いに面白さを感じて、海外で働きたいと思うようになりました。
実は大学卒業後はマレーシアの現地企業に勤める予定だったんです。しかし、コロナが蔓延して渡航することが難しくなってしまって……。一旦は海外で働くことを諦めて、日本で営業職を経験しました。
とはいえ、海外と繋がる仕事がしたいという思いが捨てきれず、少し方向性を変えてスキューバダイビングのインストラクターで海外に行くことを目指しました。しかし、人生で初めて人間関係に悩んでしまって。
悩みを抱えながら雇われるくらいなら、自分で海外と繋がるビジネスをやろうと思い貿易を始めました。
—— 貿易を学ぶ場としてひとり貿易塾を選んだ理由は?
自分でビジネスをしようと思った時に、大学時代に読んだ『輸入ビジネス3.0』を思い出したのです。
『輸入ビジネス3.0』には、貿易未経験者でもすぐに行動できるような具体的な内容が書かれていて、さらには営業メールのテンプレートまでも載っていたので、まずは見様見真似で自分でやってみることにしました。
しかし、独学で進めるのはなかなか難しかったです。著者の大竹さんとコンタクトが取れる方法をインターネットで調べる中でセカワクのサイトを見つけて、ひとり貿易塾に参加することを決めました。
—— 独学からスタートしたのですね。ひとり貿易塾に入塾して良かったことはありますか?
いっぱいあります。一番は、自分が苦手意識のある海外交渉や翻訳、輸送や国内配送などを信頼できる塾のサポートにお任せできたことです。そのおかげで商品リサーチなど自分の得意なことに力を注ぐことができ、スピード感を持って前に進んでいけました。
また、講師の方にもたくさん助けていただきました。Makuakeのページを自分で作った時には、深夜だったのにも関わらず講師の方がたくさんアドバイスをくれたことがすごく印象に残っています。
経験を重ねるごとに感じる自身の成長
—— 白土さんは、これまで何回プロジェクトを実行されていますか?
ひとり貿易塾の受講期間に5つのプロジェクトを実行できました。(※2023年11月時点)
そのうちの2つが同じメーカーさんの商品です。今準備を進めているのもそのメーカーさんの3つ目の商品です。
—— そのメーカーさんの商品について教えてください。
最初に取り扱ったのが、スタイリッシュな見た目に惹かれた歯ブラシのUV除菌機です。「iFデザインアワード」というドイツのデザイン賞のサイトで見つけました。
2回目がフットウォーマー。
今は蚊除けと懐中電灯が一体化した商品を販売する準備を進めています。
—— 1つのメーカーさんと継続した関係が築けているのが素敵ですね。
このメーカーさんとはすごく良い関係が築けていると思います。気兼ねせずにお互いの要望を伝えられるので仕事もやりやすいです。
2023年12月には中国に行って、メーカーさんに会うことができました。直接顔を合わせることで、より仲が深まり、これまでよりも交渉やリクエストがしやすくなりました。現地の美味しいご飯屋さんを教えてもらえたのも嬉しかったです。
—— クラウドファンディングのプロジェクト経験を重ねるに連れて、変化したことはありますか?
1回目と2回目ではいろいろなやり方が変わりました。
例えば、商品をInstagramや海外のデザイン賞から探すようになったり、商品ページは商品の魅力がより伝わるようにGIF画像を取り入れ、より早く、より良いものが作れるようになったりしたと思います。
2回目のクラウドファンディングで自分の成長を感じることができたので、その後もとにかく行動することを意識しました。実際に手を動かして経験したからこそわかることがたくさんあると実感しています。
—— 東京ギフトショーにも出展されていましたよね。初めての展示会はいかがでしたか
たくさんの出会いがあったし、とにかく楽しかったです。
大手の量販店さんから声をかけていただき、問屋さんとの繋がりもできました。
さらに、様々な方から商品に対する意見をいただけたのも大きな収穫でした。
展示された商品を見て、クラウドファンディングで購入してくださった方もいらっしゃいましたよ。
トライアル・アンド・エラーでネット販売にも挑戦
—— 今後の目標を教えてください。
これからもクラウドファンディングをどんどん実行していきながら、ネット販売にも力を入れていきたいです。
クラウドファンディングのページを見てくださった楽天のセラーさんから「商品を販売させて欲しい」と依頼があったので、そういったところで販売したり、自分でもAmazonのショップを立ち上げて販売を進めたいと思っています。
—— Amazon販売の戦略は考えていますか?
Amazon販売のセミナーに参加して、売れるための法則を学びました。まずは習ったことをマネして、とりあえずやってみる。試行錯誤しながら進めていきます。
とりあえずやってみないとわからない」という思考に変わりました。
とりあえずやってみないとわからない」という思考に変わりました。
とりあえずやってみる!行動することの大切さを実感
—— 最後に、貿易家になってからのご自身の変化について話を聞かせてください。
バイト中心の生活から貿易業をメインにできるようになりました。ひとり貿易塾に入ったばかりの頃は週4〜5でバイトをしながら貿易の勉強を進めていたんです。やりたいことはたくさんあるのに、バイト中はパソコンに触れない。そのもどかしさがありました。
今はバイトの日数を減らして、動画編集や貿易に割ける時間が多くなりました。動画編集のスキルは貿易の仕事でも活かせるので、バランスよく働けていると思います。
また、考え方も大きく変化しました。
ひとり貿易塾に入る前は、「本当に商品が見つかるのかな」とか、「見つかったとしても売れるのかな」とか、考えてもしょうがないことに悩んでいました。しかし今は「とりあえずやってみないとわからない」という思考に変わりました。
行動することで壁にぶつかることもあるけれど、実際に手を動かしたからこそ学べることが多いです。
—— 前向きに進んでいる白土さんにセカワクチームも力をもらっています。取材へのご協力ありがとうございました。今後も白土さんのご活躍を応援しています。