自社ブランドの新商品発表の場としてクラウドファンディングを活用

近年では、EC市場の規模が拡大する中、商売熱心な中国セラーが増加し、競争が激しさを増している物販ビジネス業界。激しい価格競争にしんどさを感じている方もいるのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、せどりや転売から物販ビジネスをスタートし、2022年よりクラウドファンディング物販に挑戦した大西さんです。ひとり貿易に挑戦した理由や、これまでの物販との違いなどを伺いました。

プロフィール

大西 一嘉さん(48)

ひとり貿易塾4期生。会社員の副業で古本のせどりから物販ビジネスをスタート。2015年にはスポーツ用品やアウトドアグッズを扱うネット物販の会社を設立。2022年にオリジナルブランド「野営倶楽部」を立ち上げ、クラウドファンディング物販にも挑戦。

目次

近年増える中国人セラーの脅威

ひとり貿易に挑戦する前も物販の仕事に携わっていたのですか?

30歳までは大手飲食店に勤めるサラリーマンでした。その頃から副業で、ヤフオクやAmazonで古本を売っていまして。副業の収入が、本業の収入を上回った時に独立を決意し、個人事業主になりました。その後しばらくは、タイや中国でアジア雑貨を仕入れて販売する、いわゆる転売ビジネスを主にしており、2015年にスポーツ用品やキャンプ用品を扱うネット物販の会社を立ち上げました。

今年から事業の1つとして、クラウドファンディングにも挑戦しています。

クラウドファンディング物販に挑戦した理由は?

ここ2~3年で商売熱心な中国人セラーの参入が増えてきて、思ったような売り上げが上がらなくなってきたんです。

「これからは別のやり方を取り入れないと生き残っていくことが難しい」と感じて、クラウドファンディング物販に挑戦しました。

ひとり貿易塾に参加する少し前に、キャンプ用品を扱うブランド「野営倶楽部」を立ち上げたので、その新商品を発信する場としてもクラウドファンディングは適していると思いました。

ひとり貿易塾を選んだ理由は?

ひとり貿易塾に参加する前から、大竹さんの著書「輸入ビジネス3.0」やメルマガを拝読していました。メルマガでひとり貿易塾の募集を目にするたびに入塾を悩んでいたのですが、いよいよ新しいことを取り入れないと太刀打ちできないと思い、ひとり貿易塾4期に参加しました。

塾生みんなに親身に対応してくれる大竹さんを見て、この塾に入って良かったと思っています。

商品選びの軸は、自分が使ってみたいと思えるキャンプ用品

はじめてのクラウドファンディングの商品は?

アメリカのクラウドファンディングサイトIndiegogoで見つけた、ダッチオーブン「ORCA POT」です。もともとキャンプ用品を扱っているし、自分自身も使ってみたいと思い、サンプル品を取り寄せ、無事に契約できました。

クラウドファンディングの実行にあたり苦労したことは?

鉄鍋は金属なので、 本来食品衛生検査は不要です。しかし、ORCAPOTにはガラスの蓋が付いていたため、食品衛生検査が必要でした。

その検査の際には製造工場の情報が必要だったので、メーカーに聞いたのですが、頑なに教えてくれなくて。工場を知られてしまうと、メーカーを通さずに直接注文されてしまう可能性があるので、教えたくなかったんでしょうね。

結局、ORCAPOTのセットから蓋を除いて販売する妥協案を提案して、食品衛生検査をせずに販売できることになりました。この交渉に2ヶ月位かかりました…。

あとは、認証系の書類の再提出やエビデンスの提出など、Makuakeに提出する書類が次から次にきて、対応するのがなかなか大変でした。都度メーカーに確認しながら、1つ1つクリアしていきました。

メーカーさんとの関係は?

サンプルを取り寄せた時は大歓迎モードでしたが、クラウドファンディングの売り上げが伸び悩んでからは、「何で売り上げが伸びないんだ」「これはやったのか?」と質問責めにされることもあって。メーカーからのプレッシャーは結構感じています。広告を出すとか、インフルエンサーに商品PRしてもらうとか、売り上げを伸ばすための案を考えて、誠実に答えていくしかないと思っています。

挑戦したからこそ、気がつくことがたくさんある

ひとり貿易塾の9ヶ月間、一番大変だったことは?

自分のモチベーションを維持するのが1番大変でした。

メーカーとの交渉がうまくいかなかったり、Makuakeの審査が通らなかったり、思うように進めなかった時には、モチベーションが下がってしまって。そんな時にも、他の塾生さんはどんどん結果を出していて。「おめでとう」と思うものの、「自分は何をやっているんだ…」と、苦しい時期もありました。

しかし、起こってしまったことをどう受け止めるかは自分次第だと思い、気持ちを奮い立たせてラストスパートをかけました。結果的に、塾の期間中には間に合わなかったけれど、卒業してすぐに、2つのプロジェクトを公開できました。

GREENFUNDINGで公開中の大西さん2つ目のプロジェクト

ひとり貿易塾の9ヶ月を終えて感じることは?

僕はちょっと後悔していることがありまして。もっと積極的に塾のサポートを活用すれば良かったなと。

動画や資料を見て、自分の中で納得して進めてしまうところがあって。チャットサポートも、すでに別の方が質問している中で、新たに投稿して良いものか躊躇ってしまって。精力的に活動されている方は、ちょっとわからないことでも積極的に質問して、どんどん行動して、レベルが上がっているんですよね。

これからひとり貿易塾に参加される方は、ひとり貿易塾が用意してくれているサポートを、積極的に使って欲しいと思います。

「せどり・中国輸入」と「クラウドファンディング物販」、違いは感じますか?

せどりや中国輸入をしていた頃は、売れそうだと思った商品を海外で買い付けて、Alibabaにある写真をそのまま使って商品ページを作り、利益計算もそこまで緻密にしなくても、何とか成り立っていたんです。しかし、それではクラウドファンディングでは通用しませんでした。

クラウドファンディングで売れている商品は、商品ページの写真や文字の位置、ロゴ、説明文など、細かいところまでこだわりが詰まっています。これが「神は最後に宿る」ってことかと痛感しています。自分はまだその境地に達していないですね。

あと、クラウドファンディングは「応援」や「支援」で成り立つものなので、人に知ってもらうことが大切だと、身をもって感じました。今回のクラウドファンディングは、人に知ってもらうためのアクションが足りなかったので、この反省は次回に活かしたいと思います。

物販も貿易も、モノがある限りは無くならないビジネス

今後の目標は?

まずは、クラウドファンディングでヒット商品を1つ出したいです!その後は、定期的にクラウドファンディングを実行して、ビジネスの1つのファンドにできたら良いですね。

ひとり貿易塾で学んだことを活かして、多くのキャンパーさんに「これいいな」と思ってもらえるアイテムを作って、自分のブランドを大きくしていきたいです。

未来の貿易家にひとことお願いします。

物販も貿易も、モノがある限りは無くならないビジネスです。インターネット物販の業績も伸びているとはいえ、 リアル店舗の売り上げに対しては、まだまだ低い状態。ネット物販はさらに伸びていく業界だと思っています。なので、ひとり貿易塾で物販や貿易のやり方を学んでおけば、相当長い期間使えるスキルになります。興味がある方はぜひ検討してみてください。

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この記事を書いた人

1987年東京生まれ。大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活を満喫。帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。現在の野望は「書く仕事を通して、人や物の想いを伝え続けること」。プライベートでは2児の母。

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