【アジア展示会2025】香港・広州・メガショー・深圳 4つの展示会をめぐって

こんにちは、大竹です。
2025年の秋、塾生の皆さんと一緒にアジア最大級の展示会シーズンに挑戦してきました。
訪れたのは——
香港エレクトロニクスフェア、広州交易会(Canton Fair)、香港メガショー、そして深圳国際ギフト&ホームフェア。
それぞれの会場で、新しいモノづくりの現場と、日本では出会えない発想に触れる貴重な経験となりました。


香港エレクトロニクスフェア
最初に訪れたのは、世界最大級の電子機器展示会「香港エレクトロニクスフェア」。
AIデバイス、ポータブル電源、スマート家電、ウェアラブルなど、次世代技術が勢ぞろい。
塾生たちは実際にメーカーと話しながら、英語での交渉・価格確認・サンプル依頼を行いました。
画面の向こうでは得られない「現場感覚」に触れ、リアルな貿易の一歩を踏み出す場となりました。


広州交易会(Canton Fair)
続いて訪れたのは、中国最大の総合見本市「広州交易会」。
家電から家具、雑貨、アパレルまで、会場は世界中のバイヤーで熱気に包まれていました。
近年は「エコ素材」や「シンプルデザイン」など、日本でも人気の高いテイストの商品が増加。
塾生たちは、「日本市場でどう差別化できるか?」をテーマに、自分の目で確かめながら真剣にリサーチしていました。


香港メガショー(MEGA SHOW)
ギフトや雑貨を中心に展示される「香港メガショー」では、
小ロット生産が可能なメーカーが多く、個人輸入やクラウドファンディングを目指す方にとって理想的な会場でした。
デザイン性の高い生活雑貨や、トレンドを意識したアイテムが多数。
現地では「この商品ならSNSでも映える」「日本のクラファン向けに提案できそう」など、活発な意見交換も行われました。
深圳国際ギフト&ホームフェア 2025秋
そして今回の締めくくりとして訪れたのが、
「深圳国際礼品展(Shenzhen Gift & Home Fair 2025 Autumn)」。
中国国内の有力メーカーや新興ブランドが一堂に会する、年2回開催の大型展示会です。
2025年秋の開催では、約3,500社以上の出展、26万㎡を超える会場規模で、ギフト、家電、生活用品、電子機器など幅広いカテゴリが並びました。
なかでも注目を集めていたのが、AIロボット。
会話型のAIアシスタントや、家庭・店舗向けの自律型ロボットなど、
最新のAI技術を活用したプロダクトが多数登場しており、来場者の関心を集めていました。
「AI × ライフスタイル」が加速する流れを現地で肌で感じられる、まさに“次の時代のギフト展”といえる内容でした。
塾生たちは現地で
「OEM交渉はどう伝えればいい?」
「日本でのターゲット層は?」
など実践的な質問を重ね、自分のビジネス視点で考え抜いていました。
海外展示会を通して感じたこと
今回の4つの展示会を通じて感じたのは、
“現場で見ることの力” です。
写真や動画では伝わらない、商品の質感・メーカーの熱意・現地バイヤーの反応。
それらを体感することで、「自分がどんなビジネスをしたいのか」がより明確になります。
「英語が不安だったけれど、勇気を出して話してみた」
「歩き疲れたけれど、出会えた商品が忘れられない」
そんな塾生の声が、今回も多く聞かれました。
これからの挑戦へ
ひとり貿易塾では、今後も塾生とともに、世界の展示会を巡るリアルな学びを続けていきます。
オンラインの情報収集だけでなく、現地に足を運ぶ“体験型の学び”が、次の一歩を切り開く鍵になると信じています。
海外展示会に興味のある方は、ぜひ次回のチャレンジでご一緒しましょう。
きっと新しい発見と出会いが待っています。



