日本の3つの主要クラファンサイトの特徴と手数料の比較解説!

日本にはいくつものクラウドファンディングサイトがあります。

その中で、どのサイトを利用するか、初めは悩むのではないでしょうか?

今回は、そのメインとして利用されている3つのサイトについて比較と解説を行っていきます。

是非参考にして、どのクラファンサイトが自分に合っているか検討してみてください。

目次

日本のクラウドファンディングサイトについて

日本のクラウドファンディングサイトはたくさんあるのですが、有名所だと、

・Makuake
・GREENFUNDING
・CAMPFIRE
が主要なサイトでしょう。

その他にも、

・Readyfor
・MotionGallery
・きびだんご
などなど、20サイト以上ものクラファンサイトがあります。

しかし、やはりユーザー数の多さから言って、最初に上げた3社がオススメです。
そのため、今回は主要な3社を1社ずつ解説していきましょう。

Makuake

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Makuakeの特徴

クラファン物販など、商品に関するプロジェクトが多いです。
最新のガジェットから快適な睡眠グッズまで、幅広い商品系のプロジェクトが毎日多数公開されています。

その他にも、会員制のお店の会員を限定募集しているのも見かけるでしょう。
とはいえ、商品系のプロジェクトといえばMakuakeという傾向です。

Makuakeの手数料

Makuakeの手数料は税抜18.2%です。
※2024年7月22日(月)お申し込み分より、税抜20%に改定。

通常の物販サイトよりは高く設定されていると感じるかもしれません。
しかし、高い集客力やMakuakeのSNSなどの媒体は魅力的です。

例えば、プロジェクトに注目が集まれば、公式のメルマガにも載せて貰えるなど、高い手数料を支払うだけのリターンはあるでしょう。

特に、他のサイトではメルマガに載せてもらうことが有料のところもあります。
これはMakakeの担当者次第にはなりますが、メルマガに載ることで、かなり支援してもらうことが出来ます。
具体的には、メルマガに載せてもらった直後から6時間ほどで100万円近く支援してもらうことが出来たという事例もあります。

担当者とのやり取り

担当者とは、メールを通してやり取りをすることになります。
初めてプロジェクトの掲載を依頼すると、「キュレーター」という担当者の方がついてくれます。

その後は、その方と具体的なやり取りを進めていくことになります。

やりとりの内容としては事務的な内容が多いでしょう。
アドバイスは商品ページが完成して審査をしてもらう時に、「もっとこうしたほうがいいのでは?」というアドバイスを貰えます。

もしかしたら、普段でも聞いたらアドバイスをくれるのかもしれませんので、気になる方は相談してみましょう。

入金について

入金はプロジェクトが終了した月の、翌々月の第3営業日になります。

例えば2022年3月21日にプロジェクトが終了した場合、翌々月の5月の第3営業日に入金されることになります。

CAMPFIRE

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CAMPFIREの特徴

商品や、何かへのチャレンジ、街づくりなど、特定のカテゴリーが多いと言うよりは、幅広いプロジェクトを探すことが出来るサイトになっています。

最近ではCMも積極的に流したり、手数料の割引を行ったりしているのを目にする方も多いのではないでしょうか。
このように、プロジェクトを開催する人や、購入する人の両方に対して積極的にPRしている印象です。

CAMPFIREの手数料

手数料は17%です。
主要クラファンサイトがだいたい20%ほどに手数料を設定しているのを考えると、主要サイトの中では少し割安だと言えるでしょう。

しかし、プロジェクトの数が非常に多いので、しっかりと事前集客、プロジェクト中も自分で集客しないと、なかなか商品ページを見て貰えません。
商品系以外、商品系でも自分の力で集客する自信や工夫の案があるならCAMPFIREでも成功する確率が出てくるでしょう。

担当者とのやり取り

こちらも、担当者とはメールを通してやり取りをすることになります。

プロジェクトの申請をすると、まず担当の方からメールで連絡が来ます。
Makuakeと違い、特定の担当者がつかないようで、毎回プロジェクトごとに担当者は変わります。

申請すると、「ここをこうした方がいい」というアドバイスや、確認事項をチェックされます。
そこをクリアすると掲載許可が降りる、という流れです。

ほとんど事務的なやり取りを数回するだけ、という印象です。

入金について

入金はプロジェクトが終了した月の、翌月の末日になります。

例えば2023年3月25日にプロジェクトが終了した場合、翌月の4月の末日に入金されることになります。

GREEN FUNDING

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GREEN FUNDINGの特徴

GREEN FUNDINGはMakuake同様、クラファン物販などの商品系のプロジェクトが大半を締めています。
プロジェクト起案者視点でのMakuakeとの違いは、FB広告が使えるという点です。

Makuakeではピクセルタグというのが埋め込めません。
しかし、GREEN FUNDINGはピクセルタグの埋め込みに対応しているので、「広告をガンガン回して売上を最大化したい!」という方にオススメのプラットフォームです。

既存の会員数ではMakuakeのほうが上なので、広告を考えていなければMakuakeがいいでしょう。
一方で、広告も使っていくというのであればGREEN FUNDINGという使い分けが効果的になります。
広告の運営に関しても、GREEN FUNDINGが無料で運営してくれています。

そのため、広告費は負担する必要がありますが、それ以外は手間が少なく売上を最大にすることが出来ます。

GREEN FUNDINGの手数料

手数料は20%です。
一般的なクラウドファンディングサイトの、平均的な手数料だと言えるでしょう。

プロジェクトの開始をGREEN FUNDINGのメルマガ配信日に合わせて開始をしてもらえるので、初日にプラットフォームの力を借りてアクセスを集めやすいメリットがあります。
そのため、プロジェクト成功率が高くなるのも特徴です。

やはりメルマガの効果は大きいのが実状だと言えます。

担当者とのやり取り

担当者とはFBのメッセージを通してやり取りがあります。
もしかしたら担当者によっては異なるかもしれません。

特定の担当者の方とやりとりをするため、色々とアドバイスを頂けます。
初めてでも案を貰いながらページ構成を考えたり、作成したりするのを手伝って貰えたりと、ページ作成がしやすいのが特徴です。

入金について

入金はプロジェクトが終了した月の、翌月の末日になります。

例えば2023年3月20日にプロジェクトが終了した場合、翌月の4月の末日に入金されることになります。

サイト比較まとめ

この3サイト以外にも、日本や海外には様々なクラファンサイトがあります。

それぞれで異なるコンセプトのサイトになっていますので、気になるところや商品の展開に合いそうなサイトを選んで、プロジェクトを起案していくのがオススメです。

とにかく既存の会員数で集めたいならMakuakeが合っています。
広告を回して売上を最大化したいならGREEN FUNDINGがいいでしょう。
手数料を安く済ませて、審査も手軽に済ませたいのならCAMPFIREが適しています。

このように、特徴を考慮して展開していくと、より良い結果が期待できます。


クラファンサイトの一般的な手数料は、メルカリやAmazonなどの10%程度の手数料と比べると約20%と、倍の手数料です。

しかし、新しい物好きの方が集まっているプラットフォームなので、新商品に対して感度の高い方が集まっています。

その分、需要のある商品を販売し、魅力を十分に伝えられる商品ページを作ることが出来れば、1商品で何千万、ものによっては何億と言った売上が上がることがあります。

是非とも各プラットフォームの特徴を抑えて、自分の展開したいサイトを考えてみてください。

セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

1988年大阪生まれ。カナダ留学と中国留学を経て、海外にて営業業務に従事。
帰国後に外資系ブランドの直営店にて販売業務を5年間経験。
2018年に卸流通企業へ転職し、海外事業部に配属。東南アジアでのバイヤー業務、オランダで1年間の駐在業務などを経験。
ひとり貿易塾を卒業後にユビケンにジョイン。貿易実務やスクール運営、広報、クラファンコンサル等を務める。

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