世界と繋がるひとり貿易。経営者の視点に触れることで感じた自身の成長
「ひとり貿易をはじめて本当に感謝していること、それは自分のマインドが変わったことなんです」そう笑顔でお話ししてくれた木内さん。
「世界と繋がり、さまざまな価値観に触れることで成長できる」、それがひとり貿易の大きな魅力です。
ご主人と一緒に楽しみながらひとり貿易に挑戦する中で、どんな出会いに恵まれ、どんな成長を感じたのか、お話を伺いました。
木内 美穂さん
大好きな海外と接点を持つ手段の1つとして輸入ビジネスの世界に足を踏み入れる。現在は専門学校の日本語の先生とひとり貿易家、二足の草鞋を履きながら活躍中。1からオリジナルの商品を創り出すODMにも挑戦。SNSで1000人の声を集めて創り出したスマホポーチはMakuakeで1300人を超える支援者を集め、一般販売に向けて準備を進めている。
輸入ビジネスは海外と接点を持つ1つの手段
輸入ビジネスに興味を持ったキッカケは?
海外や異文化との交流にはずっと興味を持っていて、海外と接点を持つ中の1つが輸入ビジネスでした。
ひとり貿易塾に入る4〜5年前に中国輸入からスタートし、2回ほどMakuakeでプロジェクトを実行したこともあります。しかし、クラウドファンディング市場も出品数が増え、それなりの対応をしないと成功は難しいと感じるように・・・。以前から大竹先生の著書『輸入ビジネス3.0』は拝読していたので、「ここで勉強させてもらうしかないな」と思い、ひとり貿易塾に参加することにしました。
リスクは全然ないビジネスモデルだと納得していたので、塾に入ることにためらいはなく「やってみたい」気持ちが強かったです。
ひとり貿易塾に入って良かったことは?
塾で習う内容はだいたいは『輸入ビジネス3.0』に書いてあることですが、海外メーカーにメールを送ったり、交渉したり、実際に行動するとなると、塾の丁寧なサポートがなければ1人では絶対にできなかったです。
受講期間中は大竹さんのコラムが毎日届くんです。ちょっとくじけそうな時も大竹さんの言葉で「頑張ろう!」と思えたし、チャットで同期の頑張りを見て「苦労しているのは私だけじゃないんだ」と頑張る力になっていました。
塾に入ったことでモチベーションが高い状態を維持できて、MAXのスピードで進んでいけました。
複業でスタートしたひとり貿易。両立するために工夫したことは?
ひとり貿易塾に入ってからは、通勤時間に大竹さんの講義を聞き直したり、YouTubeを見て勉強したり、隙間時間をうまく活用しました。これまで何の気なしに付けていたテレビを付けなくなり、今までいかに無駄な時間を過ごしていたかを実感しました。
私は消費者の声を聞いてその声を元に商品を考えることが得意なのですが、ITリテラシーはあまり高くないんです。なので私の苦手な広告関係や商品ページの作成などは、主人にも手伝ってもらっています。悩んだ時にすぐに相談できる相手がいるのはすごくありがたいです。
今では輸入ビジネスは夫婦共通の趣味になっていて、忙しくなってくると「楽しくなってきたね」と2人で喜びながら、休みの日も主人と仕事をしています。
SNSで1000人の声を集めて創り出したオリジナルのスマホポーチ
ひとり貿易塾に入って初めてのMakuakeプロジェクトは?
ひとり貿易塾に入ってはじめて行ったプロジェクトはODMで作ったオリジナルのスマホポーチです。
キッカケは温泉旅行。浴衣を着て食事会場に向かう時に「スマホと部屋の鍵を持ち歩くのが面倒だな」と感じたんです。そこからよくよく考えてみると、これまでの海外旅行でも朝食会場で食事を取りに行く時に、スマホや鍵の置き場所に苦労していたことに気が付きました。
「旅先でワンピースや浴衣を着ている時に、スマホと鍵を快適に持ち運べる商品を作りたい」という気持ちから、スマホポーチを作ろうと思いました。
スマホポーチを作る時に工夫したことは何ですか?
スマホポーチは珍しい商品ではありません。なので他の商品と差別化を図ることが一番の苦労でした。
スマホポーチを使っている友人に「どんな時に使っているの?」「どんな点に不便を感じている?」などインタビューをさせてもらったり、facebookやTwitterで「お財布は持ち歩きますか?」「スマホはどこにしまいますか?」などのアンケートをとったり、友人が普段どんなことに不便を感じているのかを徹底的にリサーチしました。ありとあらゆる困ったを解決して、痒いところに手が届く商品にしたかったんです。
大竹さんにも他の商品との差別化について相談し、「1000人の意見から生まれたスマホポーチ」というキャッチーなアイディアをいただきました。その言葉を聞いた時に「これだ!」と思いました。
さらに自分で作ったサムネイルをプロのデザイナーさんにブラッシュアップしてもらったんです。そうしたら商品の魅力が伝わる素敵なサムネイルが出来上がって!デザイナーさんにマージンを渡したくなるほど感激しました。
プロジェクトの結果はいかがでしたか?
1300人以上の方にご支援いただき、結果にはものすごく満足しています。
プレローンチのやり方も「このスコアはいいのか?悪いのか?」などチャットで逐一相談しながら丁寧に教えていただいたので、その成果もあったのだと思います。
プロジェクト開始のボタンを押す時には「うまくいくのかな〜、いかないのかな〜」とドキドキでしたが、購入いただくたびにスマホがピピってなるんです。その音を聞くたびに「あ〜買ってもらえた〜!」と幸せな気持ちになりました。
Makuake終了後はmachi-yaでもプロジェクトを行い、そこでも多くの方にご支援いただけました。クラウドファンディングを経験したことで「このサムネイルがあれば一般販売でも売れる」と自信に繋がりました。
商品の魅力を言葉で伝えるのに苦労したバックパック
直近のプロジェクトについて教えてください。
ショルダーストラップに4本の強力なバネと背面に62個のスプリングを配置することで、上下前後の揺れを抑えて、肩や首の負担を軽減してくれるバックパックです。肩だけでなく、体全体で荷物を支えることができます。
息子の通学バッグが本当に重くて、何とかしてあげたいと思いリュックを探している時に出会った商品です。
Makuakeでプロジェクトを実行するにあたり大変だったことは?
「揺れないから軽い」と言葉で伝えても、実際に背負ってみないと伝わらないことも多く、商品の魅力を言葉で表現するのが難しかったです。正直Makuakeでも商品の魅力を全ては伝え切れていないと感じています。
中国のメーカーさんがすごく熱心な方で、「希望小売価格を上げないでくれ」との要望があって・・・。「儲けたいわけではなく、商品をより多くの人に届けたい」その気持ちをメーカーさんに理解してもらうのが難しかったです。
「適正な価格で多くの消費者に価値を提供したい」その気持ちはお互いに一緒。最終的にはお互いに納得いく価格になり、Makuakeプロジェクトの結果も喜んでいただけました。
「経営者の視点」を知ることで感じた自分の成長
ひとり貿易家になって変わったことは?
ひとり貿易塾に入って本当に感謝していることは、経営者と一緒にお仕事をすることで自分のマインドが大きく変化したことです。
例えば、今やりとりをしているスペインのメーカーさん。私が何かやらかしてしまった時も責めることは一切しません。失敗をベースに「じゃあこれから何をしよう!」と提案して話し合いをしてくれるんです。『失敗に目を向けるのではなく、その後の対応にフォーカスする』これが経営者の考え方なんだと感じました。
これまでは決められたことをルール通りにやるのが得意なタイプでした。ひとり貿易塾に入って経営者の視点に触れたことで、トラブルや失敗にも柔軟に対応できる力が身についたと感じています。
このマインドは日常でもすごく活かされていて、子どもが何かやらかした時も「なんでできないの」ではなく「できないのをベースにじゃあどうしようか」と子どもへの接し方が変わりました。
ひとり貿易でお取引させていただく方は、その商品を成功させてきた経営者。そういう方の視点に触れることができるのがすごく面白いし、「自分もこんなふうになりたいな」と思います。
Makuakeから一般販売へ
今後の目標は?
Makuakeで販売した商品を一般販売に繋げていくことが一つの目標です。
海外メーカーと長期でパートナーシップを結んで日本でブランドを築いていきたい商品もあるし、ネットショップで専門店を作っていきたいとも思っています。
ひとり貿易を通じて様々な文化に触れて自分を成長させながら、世界で頑張っている人をサポートしていきたいです。
諦めずに継続すれば成功できる!
ひとり貿易はリスクは限りなくゼロだし、青天井で稼げる可能性のあるビジネスです。リスクを取らなくても成功出来る素晴らしいチャンスを一緒に体感して欲しいです。
そして挑戦した時は、思うように進まずに焦ることもあると思います。焦る気持ちも大切ですが、続けていれば絶対に自分が求める商品に出会えることを忘れないでください。
ひとり貿易塾には、ありとあらゆるトラブルを経験してきた強力な講師や応援団、そして仲間がいます。自分で行動して、わからないことはひとりで悩まずに周りに相談する。そうすれば絶対に成功できますよ。