「今の自分が好き」情熱を求めて会社員から貿易家へ

大好きだったダンスの仕事を辞めざるを得なくなった辛い過去。

ダンスと同じくらい夢中になれることを求めて、貿易の世界に足を踏み入れた工藤さん。

新たなことに挑戦したことでどんな心境の変化があったのか、お話を伺いました。

プロフィール

工藤智恵さん

ひとり貿易塾6期生。会社員を辞めてひとり貿易塾に参加。お手伝いが必要なご両親のケアと貿易業を両立されている。

工藤さんが取り扱った商品はこちら▼

握るだけで握力サポートするEMS
一生モノの驚異の超撥水Yシャツ

目次

情熱を持って働きたい。会社員から貿易家へ

——今の働き方を教えてください。

貿易家に挑戦するタイミングで会社を退職して、今は貿易家一本です。両親のケアと両立しながら貿易業に取り組んでいます。

——会社員を辞めて貿易家に挑戦されたのですね。

この先迎える50代をどのように過ごすのかを考える中で、情熱を持って向き合えることに挑戦したいと思ったんです。

若い頃はダンスの講師をしていて、一生続けたいと思えるほど大好きな仕事でした。しかし、甲状腺の病気が発覚し、医師の指示でダンスを辞めざるを得ませんでした。その後いろいろな仕事を経験したのですが、ダンスほどの情熱を見いだすことができなくて。もっと夢中で取り組める何かを求める中で貿易に出会いました。

自分の年齢、両親のケア、いろいろなタイミングが重なり、会社を辞めてひとり貿易塾に参加することを決めました。後悔のない人生を送りたいと思ったのです。

——夢中になれる何かとして「貿易」を選んだのはどうしてですか?

結婚、子育てと忙しさに追われて忘れかけていたのですが、学生の頃から漠然と海外への憧れは抱いていました。

また、働く時間を自分でコントロールできる働き方であれば、歳をとっても、環境が変わっても、バランスを取りながら継続できると考えました。

——ひとり貿易塾のことはどのように知ったのでしょうか?

ひとり貿易塾に参加する1年ほど前に、『輸入ビジネス3.0』を手にしていました。

「このままではいけない」という焦りを常に抱えながら生活していたので、何かできることを模索する中で、自然と大竹さんの書籍を購入していたんです。

仕事を頑張って、キャリアを積んでいる娘が羨ましかった時期でもあり、娘には本を見せながら「ママはいつか輸入ビジネスに挑戦するんだ」なんて話をしていたこともあります。

人生の全てが集約されたはじめてのMakuakeプロジェクト

——クラウドファンディングではじめて扱った商品について教えてください。

握るだけで握力を強化できる腕に特化したEMSです。
※Electrical Muscle Stimulation」筋肉に電気刺激を与えて活性化を促すもの

ゴルフなど握力が必要なスポーツをされてる方のパフォーマンス向上に役立つ商品です。

以前ヨガとエステがコラボしたサロンに勤めていた時に、EMSを使った美容商材を取り扱っていました。その時に、どんなに良い商品であっても、使う前にジェルを塗る必要があったり、水を吹きかけなければいけなかったり、面倒な手順があると使わなくなってしまうお客様が多いことを実感したのです。

私が扱った商品は握って電源を入れるだけですぐに使えるので、これなら継続して使っていただけるのではないかと思いました。

——過去には美容のEMS商材を取り扱っていたとのことですが、今回はスポーツ用のEMSなのですね。

過去の経験から美容機器を扱うことの難しさを経験しているので、市場を変えて販売することにしました。

Makuakeを見て世の中のニーズを探っている時に、握力に特化したスポーツ用品が売れていたので、そこから売り出し方のヒントを得ました。

——最初から美容グッズやスポーツグッズを中心に商品リサーチをしていたのでしょうか?

最初はジャンルを絞りきれなくて、自分がワクワクするものを基準に商品を探していました。しかし、なかなか良い商品に出会えなくて。

ひとり貿易塾の商品が見つからない人向けの救済コンサルを受けた時に、大竹さんから「工藤さんはこれまでどのような経験をされてきたのですか?」と質問されました。美容サロンでの勤務経験があることを話したところ、大竹さんから過去の経験を活かせる商品や、これまで取り扱ったことのある商品を検討してみることを提案されたのです。

さらに、その後、ひとり貿易塾で開催されたアリババで商品を見つけるためのセミナーにも参加し、商品探しのヒントを得ました。

大竹さんのアドバイスやアリババセミナーで学んだことを忠実に実行したところ、このメーカーさんと繋がることができました。

——はじめてのMakuakeを終えて、どんな気持ちでしたか?

今の自分の実力全てを注ぎ込めたので後悔はありません。

クラウドファンディングのページ作りにしても、わからないことは徹底的に調べたり、商品の信憑性を上げるために鍼灸マッサージの方にコメントをいただいたり、お客様視点で作り込みができたり、ここまでコツコツやり切ったと我ながら感じています。

塾で学んだことはもちろん、過去の経験やスキル、ご縁、すべてを集約したプロジェクトになりました。

働く時間を自由に決められる貿易家は今の自分にとってベストな働き方

——ひとり貿易に挑戦したことでご自身の変化は感じていますか?

貿易に挑戦したことで、理想の自分に少し近づけたのかなと。

もし貿易に挑戦していなければ、「この先どうしようかな……」とネガティブな状態で50歳の誕生日を迎えていたと思います。しかし、今はこの先どんなことに挑戦できるのか、ここから新たな人生がスタートするようなワクワクした心境で誕生日を迎えられそうです。

貿易家になったことで今の自分が好きになれました。

さらに、決断して進んでいく力が身につきました。

会社員の頃は、 わからないことを教えてくれる人がいたり、最終的な判断は上司がしてくれたり、守られた環境で働いていましたが、貿易家になってからは最終的な決断は自分でしなければいけない。

元々私は優柔不断なところがあるのですが、貿易をはじめたことで、自分でビジネスをしていくためには決断力が必要なことを学びました。

——週5の正社員から貿易家になって、生活面での変化はありましたか?

働く時間を自分で配分できるのは貿易家の良さですよね。

会社員の頃は両親に病院の送り迎えを頼まれても「その日は会議があるから無理だ」と断らなければいけないことも多く、罪悪感を抱えていたんです。今では、両親の手伝いを優先して、仕事の時間を調整できています。

働く時間を自由に決められる貿易家は今の自分にとってベストな働き方だと感じています。

プロジェクト経験を積んでスキルを高めて、新たなことにも挑戦したい

——今後はどのような商品を扱っていきたいですか?

次のプロジェクトはこれまでの経験をすべて活かして本当の意味でひとりで挑戦するプロジェクトになると思っています。だからこそ商品選びもこれまで以上にこだわって、環境保護や社会貢献に繋がる商品を基盤に取り扱ってみたいです。

——今後の目標を教えてください。

時代は移り変わっていくので、ずっと同じやり方では続かないとも思っています。だからこそ、プロジェクトを実行してスキルと経験を積み重ねつつ、新しい可能性を広げていきたいですね。

セカワク公式YouTubeチャンネル
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この記事を書いた人

1987年東京生まれ。大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活を満喫。帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。現在の野望は「書く仕事を通して、人や物の想いを伝え続けること」。プライベートでは2児の母。

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