70歳で初のクラウドファンディングに挑戦!定年後のビジネスにも最適なひとり貿易

人生100年時代とも言われる今、年金受給額は年々減少し、今後の先行きも不透明。老後の生活に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

今回お話しを伺ったのは、70歳で初のクラウドファンディングに挑戦し、現在も貿易家として活躍されている小川徹さんです。

「定年後のビジネスとしてひとり貿易は最適だ」そう話してくれた小川さんの貿易家ストーリーをお届けいたします。

プロフィール

小川徹さん(73)

69歳でセカワク0期に参加し、70歳で貿易会社『合同会社オティック』を設立。初のクラウドファンディングでは70歳にして700万円の支援金を集める。73歳の現在も、本業+貿易家としてご活躍されている。 これまで挑戦したクラウドファンディングは5商品。セカワク0期を卒業した後に、ひとり貿易塾2期にも参加。

目次

海外と繋がる仕事を継続したかった

ひとり貿易をはじめたキッカケは?

40年以上、工業製品の輸出に関わる仕事をしていて、70歳を過ぎたらリタイアしようと思っていたんです。だけど、これまで世界中を飛び回りながら仕事をしてきたので、それをパタっと辞めることに寂しさを感じてしまって。海外とのビジネスは海外旅行とは違った面白味があるので、なんらかの形で継続できたらと思いました。

かと言って、これまで扱ってきた造船や大型機器を1人で扱うのは難しいなと。自分ひとりでも扱えて、海外にも行けるビジネスを探している時に、大竹さんのことを知りました。

世界各国の展示会に足を運んで、日本にはまだない商品を見つけて、クラウドファンディングでテストマーケティングをして、東京ギフトショーに出展して、一般販売に繋げていく。そのビジネスモデルは、ものすごく斬新で、非常に画期的だと思いました。

「これは自分にぴったりだ」と思って、69歳の時にセカワク0期で勉強して、70歳で会社を立ち上げました。70歳で本業をスパッと辞めようと思っていたのですが、ご縁があって今でも顧問契約を結んでいるので、複業で貿易家をしています。

セカワク0期に参加された後、ひとり貿易塾2期にも参加されていますよね?

海外の展示会に行って商品を探すことには慣れていたのですが、コロナで海外に行けなくなってしまって。

セカワク卒業生はひとり貿易塾にお得に参加できる特権があったので、ひとり貿易塾でインターネットで商品を探す要領を学ぼうと思いました。

展示会に行って商品を探すのとネットでの商品リサーチ、違いは感じましたか?

展示会では商品を実際に見て触って、「これはいけるんじゃないか!」と直感で商品を選ぶことができます。一方で、ネットでの商品リサーチは、 日本未発売の商品を見つけるのが大変でした。気になる商品を見つけても、amazonでチェックすると、すでに日本で販売されていることが多くて。

売れる商品を探すというよりも、日本で販売されていない商品を探す、そんな感じになってしまうこともありました。

私は展示会に行って、そこで直接メーカーさんとやりあうことに楽しさを感じます。

初のクラウドファンディングで予想外の大ヒット!70歳で700万円の売り上げを達成!

これまでのクラウドファンディング で一番記憶に残る商品は?

今日までMakuakeで5つの商品を扱ってきました。その中でも一番記憶に残っているのは、ひとり貿易家として初の商品「シューズリフレッシャー」です。靴の中に入れることで 除菌や乾燥、脱臭をしてくれるんです。

香港の展示会でこの商品を見つけた時は、サンプルはあるけれど、まだ量産できていない状態でした。世界中のどこにも売っていない商品だったので、クラウドファンディングで扱うにはタイミングが良かったんです。商品名も私から提案させてもらい、日本語表記にも対応してもらいました。

プロジェクトを進める中で、苦労したことは?

クラウドファンディングを実行するためには、独占販売権が必要です。メーカーには2〜3ヶ月の独占販売期間を要求したのですが、「独占販売権はせいぜい1ヶ月だよ」と言われてしまって。1ヶ月の間にMakuakeのページを公開しなければいけなかったので、非常に苦労しました。

あとは、MOQ(発注できる最低数量)が1000個だったので、在庫を抱えるリスクがあり、それが懸念点でした。

初のMakuake、結果はいかがでしたか?

Makuakeでは100個〜200個位しか売れないだろうから、残りの在庫は時間をかけてyahooや楽天、amazonなどで地道に販売していこうと思っていたんです。しかし、予想に反して、Makuakeの期間だけで1000個がほとんど売れちゃったんです!

さらに、ギフトショーへの出典を機に一般販売にも繋がって。追加発注をした1000個も2年位でほとんど売れてしまいました。

これは予想外のヒットでしたね。ひとり貿易のビジネスモデルは、本当に最強だと思いました。

本業との両立は大変でしたか?

急激に売れたので、アルバイトさんを雇う時間もなくて。休みを返上して、寝る暇もないほど忙しい1年でした。

家内からは「普通は70歳を過ぎたら仕事を整理して趣味を楽しむ人が多いのに、あなたは会社を作って、寝る間を惜しんで働いて、おかしいんじゃないの」って言われるほどでした(笑)

今は会社も4期目を迎え、だいぶ落ち着いてきたので、本業とも両立できています。

定年後ならではのビジネスの楽しみ方がある

定年後のビジネス、成功のためのポイントは?

70歳の時に古希のお祝いを兼ねて中学、高校、大学と3つの同窓会があったんです。同級生達と話していると、10人中7〜8人は完全に仕事をリタイアして、趣味のゴルフや海外旅行に行ったり、孫との時間を楽しんだり、そういう方が多かったんです。70歳を過ぎると、ビジネスを引退しているのがスタンダードなんですよ。

そういった同世代の過ごし方を目の当たりにして、定年後のビジネスは 深追いしなくても良いのかなと思いました。自分が投資できる資金を決めて、それが底をついた時には辞めるのも一つの選択だと思います。売り上げも「最大化」ではなく「最適化」で良いのかなと。

私にとって、定年後のビジネスはリスクを伴ったゲームみたいな感覚なんです。そういったビジネスの楽しみ方は、定年後ならではなのかなと。現役の方は、事業を継続していく必要があると思うので。

今後、定年も70歳位に伸びると思うし、年金も遅れ、さらには減額されると思うんです。それを補う方法の1つとして、ひとり貿易は最適だと思います。

未来の貿易家にひと言お願いします。

ビジネスにはリスクが伴います。自分でどの程度までリスクが負えるのかをはっきりさせることが1番重要です。失敗して生活に困るほどのリスクは追うべきではないかなと。

なので、事業の継続を目指しつつも、リスクの限界を設けて、その中で一生懸命取り組んでいただければと思います。

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この記事を書いた人

1987年東京生まれ。大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活を満喫。帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。現在の野望は「書く仕事を通して、人や物の想いを伝え続けること」。プライベートでは2児の母。

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